2016-06-12 『ロクヨン 後編』 途中で佐藤浩市と緒方直人が向き合ってると、三國連太郎と緒形拳が向き合ってんだなあ、と思った。 永瀬正敏さんのあの泣いてる顔、キャスティングされている役者さんたちはそれぞれの役でいい味が出ているのだが、主演の佐藤浩市さんしかり、そのある意味でおっさんたちの顔の哀愁というか、生き抜いてきた時間が刻まれている顔はやはりカッコよくて渋くて物悲しいものだった。 小説の結末は三上が広報官として終わるが映画は三上が娘を持つ父親として終わるので終わった後に感じるイメージはかなり異なる。