Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『並列』

「僕じゃありません」元キングオブコメディ今野浩喜さんスピーチ全文
http://bylines.news.yahoo.co.jp/larrytoda/20160229-00054895/
↑武さんみたいな人に憧れる人は多いのだろうけど、おそらくこういう存在みたいになれる人はいないのだろうな、となんとなく思う。けどやっぱり芸人さんって優しいよね。




いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』一巻。3月11日が来るまでところまで。昨日の最新話を見てると心がどんどんエグられていく。


「生きている自分を責めちゃダメよ。音ちゃんを見てると、音ちゃんのお母さんはどんな人だったかわかる。練を見てると、練のおじいちゃんがどんな人だったかわかる。わたしたち、死んだ人とも、これから生まれてくる人とも、一緒に生きていくのね。精一杯生きなさい」 
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』7話より




大盛堂書店さんで『酒井若菜と8人の男たち』刊行イベントに行ってきた。若菜さんと九龍ジョーさんとてれびのスキマさんというメルマ旬報チーム。最後にスキマさんが出した話が奇跡を呼んでいた。



『並列』
道玄坂の坂道を上っていく
ラブホテルとライブハウスの町並み
乾いた血がついたナプキンが坂に落ちていた
少子化対策が急がれる国で
ラブホ街でふと目にしたそれ
いつだって生まれては死んでいく
生まれることはないものばかりがあって
隙間を埋めるように見えないけどそれらはある
死んでいった者たちとこれから生まれてくる者たちと
僕らは一緒に生きている
そうならなかった者たちとも
いくつもの時間軸が同時に並列に存在している
すべての時間がゆるやかに交差しているのを想像できるかい