Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「ぞおん」

環ROY - Break Boy in the Dream feat. 七尾旅人 @ WWW

↑昨日のアートスクールのライブでニューアルバムに入っている『革命家は夢を観る』に参加している環ROY。彼を初めて観た小説家の樋口さんもちょっと環ROY気になったみたいなのでCD貸そうと思う。
 MCで木下さんが海外のバンドで名前忘れちゃったけどそのヴォーカルの話をしていて革命を夢見てもそれが起きないということを知っているからどこか醒めているような哀しい目をしていたという話、うろ覚えだけどどこかで引っかかっている。




晴天の迷いクジラにゃ的なチャシーさん。
 起きて飲み物を買いにいったついでにあだち充最新作である『MIX』五巻や他に月末までに読むものを買いにいった。『MIX』というか僕らが思う幼なじみのノスタルジーの成分はきっとあだちさんの作品でできていると思う。



幼なじみ……か。 by 西村勇




 出掛け途中で大盛堂書店さんによってオムニバス小説『きみのために棘を生やすの』を買う。隣には八重洲BCの内田さん激プッシュな『男ともだち』と内田さん手書きPOP。 書店員さんの山本さんと少しお話をしてから高円寺に向かう。渋谷は梅雨の雨降りの久しぶりの晴天でたくさんの人がいた。僕もTシャツだった、ZAZEN BOYSの落語家さんのやつね、立川志らく師匠と対バンした頃に作ったやつ。


 
 高円寺の庚申文化会館という所の二階かな、「談笑の弟子!!」という落語の勉強会を観に行った。出演は立川吉笑(2席)、立川笑二、立川笑笑の三名で。立川吉笑さんの名前は前から九龍ジョーさんの口から出ていたしメルマ旬報フェスでも紹介されて九龍さんのラジオでも声で出演されていたので知っていた。
 二号前から『水道橋博士のメルマ旬報』で立川吉笑さんの連載『現在落語論』が始まったので一回落語観たいなって思っていたらすぐあったので行っちゃおうと思って、ノリですね。こういう時のノリだけで生きていきたいし、そういうので運気じゃないけど繋がっていくって感触は何度もあったし面白そうな人や所に行くのが一番楽しいから。



 僕は初めて行ったけど普段から勉強会聞きに来られている人や当然落語好きそうな人で埋まってた40人ぐらいかな? SEがインストルメンタル系で確かサブカルクソ野郎って九龍さんに紹介されてたなって合点がいった。
 枕の所で笑笑さんがW杯の話とかもされていたんだけど『噺家が闇夜にコソコソ』というフジテレビの深夜にしている番組の話を掴みじゃないけど話をされていて、僕は未見で来週から見ようと思ってるんだけど周りにいる方はドッカンドッカン笑っていたからやっぱり落語ファンだなって。若手の落語家さんの勉強会来られるぐらいだからいろんな師匠のもの聞いてて次に期待する落語家さんたちなんだろうな。
 笑笑さんはフレッシュ!な感じの落語家さんでした。笑二さんは二つ目に昇進されたばかりみたいでどこか自信があるような、そんなこれからもっと行くぞみたいな感じがあった。


 最後に吉笑さんが披露した『ぞおん』がとてもよかった。スポーツ選手とかで例えばイチローが球止まってみえるみたいなもう超人すぎる領域に入った人がよくいうゾーンを落語でやっているんだけど、しかも奉公人と番頭さんの関係性でやってた。
 番頭さんがぞうんに入ると『パパパッパパッパッパッパパパパパパ』みたな早すぎて何言ってるかわっかんねえ!!という新しくそこで奉公人になった人とその先輩格の人が自分もぞうんに入ることで理解できるし、あるいは番頭さんをぞうんから戻すしかないっていう話なんだけど吉笑さんのやりたい放題にしたいんだなって伝わるし吉笑さんが好きなものをミクスチャーして落語で新しいことをやりたいのが伝わるから楽しくてよかった。
 これはもっと進化していきそうだなって思う。ツイッターでも「こういうのが好きなんです」とリプライもいただいたけどなんだろうな、まじめにふざけている感じだからこれは吉笑無双として素晴らしい落語でスゴい武器になっていくんじゃないかな、まあ、僕がこういうセンスとか大好きだから。
 立川吉笑さんこれからもっともっと多くの人に注目される落語家さんになっていくんだろうなって思う勉強会だった。また、観に行こう。


 帰りにあゆみBOOKSに寄ってみた。初めて行ったんだけど博士さんとかもよく行かれていると言われていたけども水道橋博士さんや樋口毅宏さんや園子温さんのサインが置いてあった。


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