昨日、すげえブログのアクセス数伸びてるなって思ったら浅野いにおさんの新連載『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』について書いたからそれに検索でヒットしたからっぽい。みんなやっぱり期待してる。『おやすみプンプン』はやはり僕には等身大というか同時代性が強いので痛いけど愛しい作品だったし、また一巻から読みたいとも思うのと同時にもう読みたくないという気持ちが入り交じる。
ヴァリス〔新訳版〕
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/11959.html
創元社から出ている『ヴァリス』『聖なる侵入』『ティモシー・アーチャの転生』の『ヴァリス』シリーズ読んでますがこれ書いたら作家って死ぬだろうなって思うぐらいにおかしいことになっている。もうすぐ発売なのでこの新訳すごく楽しみだ。
『タマフル』で『進撃の巨人』著者の人が伏線ではなかったものが伏線になってくるときの話をされていたがそれが最後にとんでもない展開になったのは『デビルマン』だよなあ、と思ったのだった。
tofubeats - ディスコの神様 feat.藤井隆(official MV)
楽しいっ、祝祭感があるなあ。宇多丸さんとか郷太さんが藤井隆さんをすごく音楽的に評価されてたりして、『タマフル』でもゲストで特集あったりして僕も藤井さんってすごいんだなって最近思うようになったんだけど。
『新喜劇』でのあのキャラをリアルタイムで観ていたからテレビの司会とか音楽活動しているときもあんまり興味が持てなくて食わず嫌いしていたのかなっと思う。こういう曲はやっぱり好きだものね。
今日は休みだったので放送作家である松崎まことさんにお声がけしていただいた韓国映画『怪しい彼女』試写を観てきた。 東映試写室だったので銀座へGO! 雨だったからそんなに試写もこんでないだろうと思ったんだけど三十分前ぐらいに着くぐらいで出発。
前に東映試写室に来たのは園子温監督『地獄でなぜ悪い』だったので7階だろうと7階に。で、試写室1に行って松崎さんに自分の名前言ってもらったら入れるからと言われていたので受付の方に言ってみたがどうも、???みたいな。でも、名前の記入となにかの媒体名書いてくださいって言われたから「メルマ旬報」って書いて手渡されたパンフというか資料が明らかに『怪しい彼女』じゃねえ!
日本映画だし、出演者のとこにどうも好きな役者さんの名前があったりして、??? 『怪しい彼女』って言うと下の6階ですと言われて謝って下の階に行くとどうやら満席で補助席出すので待ってくださいと言われた。おお、めっちゃ人気あるじゃん、すでに。マスコミ試写だからけっこう前評判もいいのかもしれない。で補助席に座ったら文春の目崎さんもいらしたので少しお話をした。
<ストーリー>
キュートなルックスと並外れた歌唱力を持つハタチの女の子、オ・ドゥリ(シム・ウンギョン)。容姿とは裏腹に、彼女は歯に衣着せない毒舌で、わが道を猛烈に突き進む、最凶の20歳だったのだ。しかし、誰も彼女の秘密を知らなかった。実は70歳のおばあちゃんだということを・・・そんな”怪しい”彼女が突然現れてから、奇跡のような日々が始まった―
貧困の時代に女手一つ、生活や子育てに追われ、望むような人生を生きることが出来なかった。そんな彼女が“全盛期”を取り戻し、初めて思い通りの人生を歩んでいく。そして、いつしか彼女の魂あふれる歌声が、人々に夢を与えていく―。自らの夢を実現し、恋に胸をときめかせる彼女が、そこで改めて気付くかけがえのない家族の絆と愛情。失われたものを取り戻した時、見えてきた本当に大切なもの。人生はこんなにも辛くて、笑えて、楽しくて、涙あふれる。だから何度やっても素晴らしい!(公式サイトより)
『サニー 永遠の仲間たち』で主役のイム・ナミの高校時代を演じていたシム・ウンギョン主演。彼女はイモトアヤコ+夏目三久÷2だなあと観ながら思った。表情に可愛らしさと可憐さがあってなにか目が離せない魅力がある。すっごい美人でもないんだけどめっちゃ可愛いわけでもないんだけどキレイな感じも可愛らしい時もあったりして僕の中ではイモトアヤコ+夏目三久÷2なわけでした。イモトさんをもう少しキレイ寄りに、夏目さんをもう少し可愛い寄りなそんなイメージ。
韓国で860万人を動員した大ヒット映画らしい。シム・ウンギョンの歌声も素晴らしいけど物語の展開もよいし日本でもヒットしそうだなあ。まず間違いなく松崎さんが好きなのはわかった。松崎さんをはじめ松谷創一郎さんたちが『サニー』を応援するときに「オッサニー」と言っていたけど『サニー 永遠の仲間たち』『横道世之介』『桐島、部活やめたってよ』なんかを応援していた映画界隈の人はこれ推すだろう。
この三作は僕ももう32になったが上の人が大好きな映画だなと思っていた所があって、サニーも横道も四十代五十代には身近だし愛おしいものがあるはず、二十代、十代よりも人生を重ねている人の方が響く物語だから。『桐島』も映画撮ってる彼に、カーストの下にいる彼に想いを託すというか自分を重ねたはず。これらの作品を観ている時に感じたものが試写の時にあった。
面白いんだけどこれって映画好きのある程度の世代にはビンビン来るものだけど十代とか二十代をどこまで引き込めるんだろう。でも、物語の最後の方である種の隔世遺伝が発揮される部分も出てくるから孫世代の十代とか二十代のほうがおばあちゃんは身近かだったりするのかな?
儒教の国というか家族を描く時の世代差とかドラマツルギーはきちんとあるのし物語もテンポよく楽しいし笑える。笑えるのは70歳が20歳に若返っても口調や態度は老婆だから起きるハプニングとか痛快さがあるから。こういうのは設定の妙だけどコメディ要素もある。
主演のシム・ウンギョンはコメディエンヌの才能があるのかな、と。彼女を観て『のだめカンタービレ』ドラマの上野樹里を思い浮かべたりしたんだけど、今日本でコメディエンヌな女優さんってどういう人なんだろう。
彼女の歌うシーンもあるが韓国語で歌われていてもやっぱり歌声が凄いなってわかる、わかるっていうことがわかる。彼女が歌う時に歌に託されているものは家族との関係性だからこそさらに響くし物語としてもすごいエンジン。最後の終わりもよいけどどこか野島伸司脚本的なものを感じる、血の繋がりとか。野島作品にああいう血のくだりよくあったよなあって思い出した。そう、考えると野島作品って定番的な物語をやっていたんだろうなって。
シム・ウンギョンが魅力的だといいうのがよくわかる映画だからそこが広まっていけば普段僕みたいにあまり韓国映画観てない人も興味持ってもらえる作品なんだろう。オッサニーの方々とかが推す映画を観る人は間違いなく観て好きになる映画だからそこからどう波及していくのかが映画同様に楽しみだったりする。
帰りに昨日寄らせていただいた大盛堂書店さんに二日続けて行って、昨日帰ってから気づいたPOPのミスと追加した選書の作品のPOPを書かせてもらった。碇本学選書フェアは五月一日から始まります。
「サイン本を作りに行かないとね。」と樋口毅宏さんが昨日のツイートにリプライしてくれていたので2階担当の山本さんが来てくださいって言ってましたよ〜と返して、家に帰って買い物した帰りにジェイク・バグのライブ観に行こうとしていた樋口さんとバッタリ会うという一日だった。
帰ると水曜日はデレデレなチャシーさんがすり寄ってきた。頼むから静かにしてくれ的なチャシーさん。
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