土曜の下北沢B&Bでの西島大介レトロスペクティヴ映像編で印象に残った事のひとつ。
昔、西島さんのコミックが出る時に(『世界の終わりの魔法使い』かな?)担当の人が安野モヨコさんに帯を頼みに行った。
安野さんが「この人は岡崎さんの影響を受けているのがわかるから帯文引き受けられない」と断られたと言う話を西島さんがしていた。西島さんは岡崎京子さんの影響を受けているからそう言ってもらって漫画家としては本当に嬉しかったと言っていた。安野さんは岡崎さんのアシスタントでもあったことお二人の関係性とか諸々思うとマンガの歴史の一部分である女性漫画家さんの二人。この事を聞けたのが岡崎さんの生まれ育った下北沢だったことは僕としても嬉しかった。
岡崎さんが『漫画ブリッコ』の編集者だった大塚英志さんに評価されてデビューした流れがまずあった。西島さんもデビュー作となった『凹村戦争』を書いてみればと言われたきっかけが大塚さんと東さんが責任編集だった『新現実』に書いた『サーフィン・オン・サイン・ウェーブ』だったりとか思うとそうやって作家の意志や芯みたいなものは連なって後世に引き継がれる感じが話を聞いてすごくした。それが西島さんとさやわかさんの『ひらめき☆マンガ学校』にたぶん引き継がれているのだと思う。
僕は大塚さんの作品読んで岡崎さんのマンガ好きになって西島さんのマンガ好きになってというファンなのでそういう話聞くといいなっていうかなんだか他人事だけど嬉しい。
メルマ旬報で西島さんのイラストを書いてもらっているの僕もその意志だとか芯みたいなものを引き継げるのならなにかしら引き継ぎたい。
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