Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『LIFE!』


監督・製作: ベン・スティラー
脚本・製作: スティーヴン・コンラッド
キャスト:ベン・スティラーショーン・ペンクリステン・ウィグシャーリー・マクレーンアダム・スコットパットン・オズワルト、キャスリン・ハーン他



チェック:凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。夢を諦め、写真雑誌の写真管理部で働く地味な中年男性が、ひょんなことからニューヨークをたち世界中を巡る旅を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す。物語の鍵を握るカメラマン役で『ミルク』などのショーン・ペン、主人公の母親役で『愛と追憶の日々』などのシャーリー・マクレーンが共演。壮大なビジュアルや、主人公のたどる奇跡のような旅と人生に目頭が熱くなる。


ストーリー:雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランドアイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。(シネマ・トゥデイより)




 金曜日にTOHOシネマズ渋谷にて。七割ぐらいの席の埋まりか、二十代が多かったような。予告で観た時からずっと気になっていた。
 主人公のウォルターが妄想癖というか現実が目の前にありながらそっちに入ってしまうのでシーンが急にド派手とかドラマティックだったりに展開して、すぐに現実に戻るのを序盤繰り返すので正直眠くなった。で、うとうとして起きたらヘリコプターから海上の船に飛んでいってた。
 だから、ああまた妄想なんだって思ったら平凡な変わらない毎日を帰るためにショーン・ペン演じるカメラマンを追いかけにマジで行ってて、妄想癖から実行してると思ってそっからは楽しめた。
 アイスランドの景色はすごい美しいしヒマラヤとかベン・スティラーお前そこ行きたかっただけだろwと思った。
 一歩踏み出すと当然人生は変わっていく。自覚的にも変えられるし状況が少しずつ、いきなり変化していつもの日常は終わってしまう。アイスランドとかやはり素敵ですな。

 
 25だっけ26番目の最後の表紙を飾るためのネガの場所はね、ふつうにあそこだろっとみんな思うと思うけど平凡な日常を一気に変えていくから、大事なものは近くにあったね的な終わりをするけどそれはそれでよかった。ショーン・ペンのカメラマンよすぎるでしょ。映像的にキレイだったというのが一番の見所だろう。

 世界は時々美しい、飛び出せば風景は変わる。動くかどうかを決めるのは自分しかいないのだから。春先にはいい作品かなあ。