Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

2013年のベスト10

 『SPEC 結 爻ノ編』二回目を観てきた。一回目のラストでゾワッと劇場がした最速上映初日以来だがあれ以来佐野元春『彼女』を何度聞いた事か。二回目だと展開がわかっているだけに細部を見ようと意識できた。当麻の「それが愛ってやつなんだよ」という台詞で少し泣きそうになった。
 今年はおそらく映画館で映画を観そうにないので僕なりのベスト10を考えてみた。タイトルクリックするとブログに行きます。


第10位『パシフィック・リム
初日かな、観に行って隣りで爆笑してた人が大根監督だった(たぶん)


第9位『選挙2
タマフル』での宇多丸さんの評を聞いて観に行ったら郷太さんも同じく聴いて観に来ていた。


第8位『クロニクル
まあ、楽しい! 『AKIRA』感とかワクワク。千円だったし、主人公のディカプリオ似のディーンはブレイクするだろうなあ。


第7位『はじまりのみち
小説家の樋口毅宏さんがオススメしていたので観に行ったら本当によかった。ミニマルな物語だけど。濱田岳が本当にいい。


第6位『もらとりあむタマ子
なぜ山下監督が撮ると女の子はあんなにも輝いて、男はダメダメになるのかw 前田敦子という存在がこんなにも素晴らしいだなんて。「日本終わってるな」ってお前が終わってるよとタマ子に心の中でツッコんだ人多数でしょう。


第5位『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
デビルマン』に影響を受けた人が作ったらこうなったみたいな。僕はあの終わり方肯定派です。


第4位『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
トラに騙されるな。物語の構造はラストで示されるがこれが物語だ。


第3位『劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜 爻(コウ)ノ篇
ケイゾク』から続いた大きな物語の終わり。しかし、世界規模というか地球規模の物語になってしまった。最後の台詞に驚きは隠せないが、僕はこういう物語が好きだと思う。映画では堤作品本当に面白いのあんまりないと思うがこれは面白いと思う。『漸ノ編』はまだいいけど、『天』はつまんなかったし、諸々と思いはあります。


第2位『わたしはロランス
映画って総合芸術だったことを思いださせる才能を持つ若き天才。しかし、しかし大物になるとは思うがやはりこういう才能は若くして……、って事を思ってしまうのはなんでだろう。


第1位『地獄でなぜ悪い
基本的にその年のベストって内容もだけど個人的経験とあいまって決まると思うのだけど、エキストラに行ってるからチラリと出ている。去年の十月ぐらいに園さんと偶然会って編集室に連れていってもらって音とかCG入る前の状態で最初から最後まで観て、帰りに園さんが使いたかった音楽を車で爆音でかけながら園さんが歌うのを車で聴きながら新宿まで船木さんに送ってもらったシーン自体が人生で思いだすだろうエンドロールみたいに、映画のワンシーンみたいな事が人生には起きるんだなって思ったし、田野辺さんからアイデアインクの綾女さんと一緒に試写を観に行く日に原稿依頼をいただいてこの映画に関する原稿も書かせてもらったりと、この映画に勝てる作品が今年あるわけない。
しかも、めっちゃ爆笑で楽しい作品だしね。