Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『プラチナデータ』

 TOHOシネマズ渋谷で19時の回を観に行く。初日だったんだっけ? NEWSの加藤シゲアキ著『ピンクとグレー』『閃光スクランブル』読んでたからその流れでジャニーズ繋がりで観に行くというね。監督の大友さんの関った作品できちんと全部観てるのは『ハゲタカ』ぐらいかな。



監督・大友啓史
キャスト・二宮和也/神楽龍平、豊川悦司/浅間玲司、鈴木保奈美/水上江利子生瀬勝久/志賀孝志、杏/白鳥里沙ほか


解説・二宮和也豊川悦司の共演で、東野圭吾の同名小説を映画化したサスペンス大作。政府が水面下で収集した国民のDNAデータ「プラチナデータ」をもとに犯罪捜査が行われ、検挙率が大幅に上昇した2017年。科学者の神楽は、DNA捜査の専門家として警察庁の特殊捜査機関「特殊解析研究所」に所属していた。そんなある日、DNA捜査のシステム開発者の殺害事件が発生。現場から神楽のDNAデータが検出される。身に覚えのない神楽は逃亡し、ベテラン刑事の浅間が神楽を追跡するが……。自信家の天才科学者・神楽を二宮、DNA捜査に疑問を抱き昔ながらの捜査にこだわる浅間刑事を豊川が演じる。監督は「ハゲタカ」「るろうに剣心」の大友啓史。(映画.comより)




 客層は若いのと女性が多いのは至極当然。そういえば最近こういう客層がいる映画をあんまり観てないなあと思った。四人ぐらいで来てる中学生か高校生の男子はなんか足組んだりコソコソしててうぜえなっていうか一人だったらいいんだろうけど男が集団になるとやっぱりバカっていうかまあバカだよなあと。映画はやっぱり一人で観に行った方がいいよね。



 二宮が頭が痛い的なシーンがあってトヨエツ出てるから途中から『ナイトヘッド』思い出して頭痛いというシーンで笑いそうになってしまったのはきっと九十年代脳だから。
 まあ、真犯人っていうかそういうのはまあわかりやすい感じではある。僕は東野圭吾作品、小説一冊も読んだ事ないけど『流星の絆』とか一話観る前から犯人この人しかいねえじゃんってわかるキャスティングだし、それは仕方ないことだけど今回も最後に二宮と向かい合って画になるのはあの人ぐらいだし。


 カースタントとか戦闘シーンない代わりにかバイクで疾走し車が追いかけるようなシーンでアクション的なものが展開されていたのは大友さんがやりたかったのだろう。
 あと多重人格なネタや水原希子が演じた女性がサヴァン症候群とかな設定はわりと九十年代っぽいなあって思う、昔よく聞いた単語だから親近感ある。『ATARU』もそうだったし『SPEC』は特殊能力だったけど『ナイトヘッド』『沙粧妙子』の系譜にあるから物語の展開に違和感ないけど犯人そいつしかいねえじゃんってなるよね。


 エンタメとして楽しめるんじゃないかなって感じででも語る事はあんまりない映画かなあ。