Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『言葉にならしまへん、 笑顔を見しとくれやしまへんやろか〜』


 中村弘二フルカワミキ田渕ひさ子bloodthirsty butcherstoddle)、牛尾憲輔agraph)による新バンド「LAMA」の初ライブが明らかになった。先日の結成発表から間をあけずに発表された初ライブの舞台は、東京・渋谷のWWW。共演にはLEO今井向井秀徳のユニットKIMONOSというニュースを数日前に見てソッコーでチケの先行申し込みした。


 くるりナンバーガールスーパーカーという90年代末にデビューし後の世代に影響を与えた三組のバンドで僕が観れたのはくるりだけで、専門を出てからライブに行く回数が異様に増えた僕がライブにどんどん行くきっかけはくるりの武道館からだったと思う。


 「LAMA」にはスーパーカーのメンバーが二人とナンバーガールが一人いて、しかもKIMONOSが対バンで向井秀徳がいるからこれは「LAMA」がまだ音源も何も正式に発表してないとしてもライブで観てみたい、そんなわけで今日はくるりの武道館ライブに行ってきた。


Kimonos - Soundtrack To Murder


 くるりの武道館を最初に観に行ってからずっといろんなライブやフェスを一緒に観に行っている専門の同級生の青木と渋谷で集合しいつも通り宇田川カフェで茶をしながら話をしていたのだが。


 二時間ぐらいして武道館の九段下に行くかと言って店を出た時に青木に最初に隣りにいた女の子が可愛すぎたと言われた。僕もずっとそう思ってた。
 僕と青木と隣りの女の子二人のテーブルの間は観葉植物みたいなものがあって青木には僕の隣りといえる女の子しか見えなかったらしく、もう一人の子は見えてなかったがその見えた子がレベルが逸脱してたと。


 僕は両方の顔や服装等が見えた位置にいたんだけど青木が見えてた子のほうが可愛いのだがもう一人も確実に可愛かった。言ってしまえばいわゆるS級でどこかのプロダクションにいても上の方だろうというクラスが二人。
 会話からするとそういう感じでもないし青学辺りに通っていそうな大学生ぐらいな、確実にどこかのお嬢というか品がある感じだった。


 見れただけでも幸せな気持ちだよなあと言えるくらいの可愛い女の子が雨の渋谷にいたっていうそんだけのことなんだけどね。



 ほっこりした気持ちで九段下に行きくるり、デビュー13年で4回目の武道館を。たぶん、二回目と三回目も観てると思う。くるりの二人にドラムのBOBO(54-71)、ギターの山内総一郎(フジファブリック)との4人編成で。


 最新のアルバム『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』はスルメイカのように噛めば噛むほどに聴けば聴くほども染み込んでくる感じで発売してすぐに聴いた時よりも今の方がもっと好きになっている。


 去年の年末のCDJで観たくるりは反抗期か!とツッコみたくなるようなヒット曲をほぼやらずにひねくれた選曲でどうしたのかと思ってたけど今回は真逆というかくるりくるりを楽しんで演奏を喜んでやってたし、観客もそれを受け入れて楽しめた。


 くるりの二人に山内のギターとベースにカメラが付けられてギタリスト・ベーシストの手の動きがモニターに映し出される企画というか二曲ぐらいあったり、確かにベーシストの手の動きはハンパなくエロい、テクニシャンに間違いないのはわかった。あの動きは夜の手品師になれるに違いない。


リバー Live


セトリ
01-無題
02-目玉のおやじ
03-コンバットダンス
04-ハヴェルカ
05-ワンダーフォーゲル
06-鹿児島おはら節
07-温泉
08-さよならアメリ
09-FIRE
10-犬とベイビー
11-魔法のじゅうたん
12-麦茶
13-飴色の部屋
14-青い空
15-ブレーメン
16-Morning Paper
17-東京レレレのレ
18-ロックンロール


E1-ハイウェイ
E2-旅の途中 (チオビタのCM曲)
E3-キャメル (新曲・大森立嗣監督映画『まほろ駅前多田便利軒』主題歌)
E4-ばらの花
E5-さよなら春の日
E6-リバー
E7-奇跡(新曲・是枝裕和監督 映画「奇跡」主題歌)


ワンダーフォーゲル Live


 かなり新しいアルバムをメインにしながらも昔の曲をバランス良くやっていて『ワンダーフォーゲル』『ロックンロール』『ばらの花』なんかの人気曲も入っているけど、『ブレーメン』『Morning Paper 』なんかは久しぶりに聴けて嬉しかったし演奏気持ちいいんだろうなって伝わってきた。『さよなら春の日』『リバー』とかいいわ、本当によかった。


 映画の曲の新曲二曲にチオビタの曲とかがアンコールで入ってきて、コーラスのサスペンダーズやキーボードの世部さんやティンパーの人が参加して四人から九人編成で新旧の曲をやっているのもくるりの今の状態がかなりいいんだろうなって思ったし最後の『奇跡』という新曲で終わる辺りはかなり手応えがあるんだと思うし凄く揺さぶる曲の流れと演奏だった。


 そういえば『東京』やってないんだ! すごい満足したから気にならなかったけど。でもだいぶ『すけべな女の子』を聴いてないなあ。


くるり - ブレーメン


 たぶん、この基本四人組編成でのライブはこの六年間ぐらい年に一、二回はくるりのライブをワンマンやフェスで観てるけど最強な気がする。

Kimonos

Kimonos