Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

インパラプレパラート another contact 「ピアノピア」 02/03

 クッキーシーンに書いた渡辺あや脚本『その街のこども』と園子温監督『冷たい熱帯魚』のレヴューアップされました。


 朝起きてから渋谷に歩いていってマルイの中のNIKEショップでランニング用の新しいスニーカー(ルナエクリプス+ AP)を買う。 


 青大好きっ子なのだが反転して赤とかにも走る事が多々ある、スニーカーは。でタワレコ覗いたらBoat Beam『Reincarnation』というアルバムを視聴してわりかし気に入ったので買って帰る。


Boat Beam (Milwaukee) 08 Pollen on the dust


 『Reincarnation』って輪廻転生で好きな漫画『摩陀羅』サーガは輪廻転生の物語だから引っかかったんだよねえ。


 四時ぐらいに専門の友人の青木と三茶で待ち合わせして茶をしてからシアタートラムに行きシアタートラム ネクスト・ジェネレーション vol.3 インパラプレパラート another contact 「ピアノピア」を観賞。
 青木が友人たちとやっていたコントユニットのマンビーズのメンバーがその劇団にいたりと前にも『笑われガスター』という作品を誘ってもらって観に行ったのだが面白かったので今回も誘われたので観に行ってみた。


インパラプレパラート 10th contact「ピアノピア」PV

↑動画は前回の初演の時のもので今回の再演は衣装や舞台装置などはだいぶ違う。


 「シアタートラム ネクスト・ジェネレーション」は、世田谷パブリックシアターが地元を中心に、演劇界の活性化と若手演劇人の育成を目指してスタートした企画です。今回は、40団体の応募から選ばれた独創性豊かな3つのカンパニーによるステージをお楽しみください。とのこと。


あらすじ・十数人の役者と、舞台上に置かれた一台のピアノとのコラボレーションで織りなす、時代と世界を祝福する物語。500年の長きに渡って“生き続けた”一人の女性の人生を、ピアノの調べにのせて紡ぎ出す。


 一台のピアノが時代を超えて、そのピアノが一つの装置となり物語が展開されていく作りは最近読んだ樋口毅宏著『民宿雪国』に似ているなって観ながら感じた。『民宿雪国』はとある画家を軸に戦前から今に至る日本の歴史を描くもので、彼の真実や嘘などが物語の幅を作り展開されていくものだった。


 『ピアノピア』は時代を超えていく展開なので輪廻転生的な物語構造になっていて王族の革命があった時代から始り現在へそしてある危機に陥った未来までの永いスパンでの物語になっていた。


 舞台だからできる魅せ方とか台詞での説明などは上手いので飽きない。問題はシアタートラムの椅子の座り心地が固く途中からケツが痛くなった。
 キャパがデカクなったことで舞台も広く動きが大きくできて躍動感のある感じやエンディングシーンでのスクリーンみたいなものを使って席から彼らをほぼ正面からと彼らがやっていることをスクリーンで真上から映した映像が見えたりと大きさが活きているように感じた。


 一人が何役もやったりするので舞台ってのは観る側にも想像力というか観る力を求める部分はあったりするけど彼らのやってるのはあんまり舞台とか見慣れてなくてもわかりやすい感じに作られているので観やすい方だと思う。


 これからもっと集客増えて大きくなっていきそうな劇団というかユニットだと思う。これからさらにもう一段階デカイキャパとかの劇場クラスになるには越えないと行けない壁があるんだろうけど、また観に行きたいなって思う。


 今回は前に『笑われガスター』観て面白いのがわかってたからよかった。舞台ってチケ代とそこまで行かないと観れないのでけっこう観る側の負担が大きいので面白くなかったり届くものじゃないと次回は行きたくなる要素がなくなるというリスクがある。


 インパラプレパラートは面白いっすね、うん。だから次も行こうと思う。

リーンカーネーション

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民宿雪国

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