Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

博士の異常な影響力

 ツイッターはしねえと言っていたのはやったらハマるだろうなって思っててやったらハマった、案の定。


 昨日「タマフル」での宇多丸さんの年間シネマハスラーランキングでも僕のマイベストだった「愛のむきだし」は上位に食い込んだ。


 TBSラジオだけど「ゆめにときめけ、あすにひらめけ!」な「ROOKIES -卒業-」のワースト上位などを筆頭に手に「アマルフィ」や「曲がれスプーン」というか本広さんという監督、「20世紀少年」が思った通りにワースト上位に入ってた。


 この数日で09年の映画ベストなどが本やラジオなどで言われているわけで、上位に食い込んだ作品はレンタルショップで品薄になってきてるっぽい。


 僕的には一位「愛のむきだし」、二位は「ディア・ドクター」、三位は「母なる証明」、四位は「ノーボーイズ ノークライ」な感じでしょうか。五位は 「フィッシュストーリー」か「レスラー」かな。という感じで、「愛のむきだし」は思い入れが強いのでダントツです。


 「グラン・トリノ」が入ってないのはジジイのせいで事件が起きて最終的に自分で責任を取ったってだけでお前のせいでひどい事になっただけじゃねえかっていうのが僕の中にはあったから無理、作品として多くの人が上位に入れるのはわかるけど、僕が好きな物語ではない。監督・主演のクリント・イーストウッドは凄すぎ。


 「レスラー」の方が感情移入できた。フリーランスな事をしようとしている人、している人は自分に重ね合わせれる。


 「ノーボーイズ ノークライ」はもっと評価されるべきなんだよなあ、「ジョゼと虎と魚たち」「メゾンドヒミコ」「天然コケッコー」の脚本である渡辺あや脚本なのでこの三つのうちどれかが響いた人なら絶対にこの物語に惹かれる。話題にならなすぎな作品。


 「ディア・ドクター」は「ゆれる」の西川美和監督作品で鶴瓶師匠主演。僕は「ディア・ドクター」派というか鶴瓶さんのキャラクターがもういいわけです。「ゆれる」も上質な作品だけど「ディア・ドクター」はなんか空気感が優しい。


 で、ツイッター上で水道橋博士が町山さんの映画評を聞いて「愛のむきだし」を観たのがTLにあったので、園子温監督と社会学者の宮台真司さんの対談の一部を「東京フィルメックス」で観た時に聞いたのを書いたブログがあるんで読んで見てくださいとリプレイしたら、


shakase)面白いです。 @manaview  イベントで園さんと宮台さんの対談の事を少し書いているのでよかったら。http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081130


 と返していただいたら、深夜の二時台にいつもは一日で二百も行かないブログのアクセス数が一時間で二百いってた。で、現時点で八百越えてる。
 博士のフォロワー数が18000ぐらいなんだが、著名人の影響力ってあるんだなってつくづく感じた一日。


 つうかお前らいまさら「愛のむきだし」の凄さに気付くな!とも思っちゃうけどさ、園子温作品を観る人が増えていくと思うと嬉しい。


 でも、この作品は映画館で観るべき作品だったんだってば、マジで。次回作「ロードオブカオス」が期待値が上がりまくるのは仕方ない。


 水道橋博士が岡山出身で甲本ヒロトさんと同中なのは知ってたけどオウム真理教中川智正も同級生なのね。


日曜日よりの使者 - THE HIGH-LOWS


 今年最後の「文化系トークラジオ Life」の「大忘年会09」は今年の空気というかテンションの高いものではなかった。コンテンツの話は番外編の方でやった感じだった。「愛のむきだし」関連のメールが読まれて嬉し恥ずかしというか、年末になってこんなに「愛のむきだし」という単語何度も出す風になるとは思わなかった。

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