風邪プラス先日の飲みでダウナーな状態で起きれなかったので、約束していた秋葉原には行けなかった。「ゲームセンターCX」のDVDボックス発売記念でそのイベントがあった。
秋葉原の駅の近くを八つのエリアに分けて、集会所で専用台紙をもらい、各エリアに黄色のジャンパーを着た番組スタッフがいて、捕まえて判子を押してもらう。四人からもらうと参加賞年賀状応募券、八人全員からもらうとコンプリート賞として抽選で「ゲームセンターCX興業 株券」が後日20名にプレゼントされる。という企画。
専用サイトでハッピーマンがどこにいるかのヒントが出されていた。誘った彼女の携帯はiPhoneで見れないので僕が誘われたわけだが、僕は起きれずに逐一その情報をメールで送るという感じ。でも送らなくても彼女は見つけていたような気もするが。なんだか、映画やドラマで家でパソコンの前でその現場にいる人に支持出してる人みたいな感じがしました。
なんだろう、「仮面ライダーW」のフィリップみたいな。僕は現場に行った方がいいなって思った、人に支持出すのは難しいし伝わってるのかもわからないし。まあ、「ゲームセンターCX」に関してはそこまで大ファンでないのでスタッフの名前とか顔知らないので行けたとしてもなんの感慨もなかったことだけは間違いない。
RC Succession - トランジスタ・ラジオ
逆にこの間、普通に街中で顔見知りの「文化系トークラジオ Life」のスタッフさんとばったり会ったけど、普通は知らないわけじゃん、番組のスタッフはそれを見ていたりサイトを見てないと、その番組のファンじゃないと。そういう好き度がないと番組系のイベントには行き辛いものがあるし、楽しみ辛いものがある。彼女が送って来たスタッフとの写真を見てもこういう人がいるんだなっていう。
八つ全部揃ったとメールが来てまた落ちた。「M-1」が始まる前に目覚ましをかけて落ちていた。目覚ましがなる前にドアがノックされ目が覚めた。家にはインターフォンがない。アマゾンで「クォンタム・ファミリーズ」を頼んでいたのでそれかと思って出たらエホバの証人の二人が訪ねてきた。聖書に興味はありませんか?とあるよ、そりゃあ。神話と一緒だもん、ただの物語の古典としてね。
まあ、宗教嫌いなことを話して、それにうんうんと頷いていた。戦争も苦しみも人間死んだらなくなるじゃん、そういう考え方もありますよねってそれも受け入れますよみたいな態度。若い方はなんども聖書を出して薦めようとしていた。
その純粋な目が怖い、自らの誠意が悪意になることを理解できていない客観性。アメリカの陰謀ではなかったとして、9・11のテロで旅客機をハイジャックした彼らの目はたぶん君らのような純粋な目をしていたと思うよ、マジで。
純粋な誠意から起きる行為の方が完全な悪意よりもタチが悪い。オウムにしろテロにしろ、そこあるのは純粋な想いでしょ、悪意じゃなくてだからこそタチが悪い。森達也監督「A」「A2」を観ればオウムの人が僕らと変わらない事がわかる。僕らよりも純粋が故に壊れたとも見える。まあ起こした事は最悪だけども、大事なのは判断能力をなくさないこと、考える事を止めたらいとも簡単に僕らは大きな力に飲み込まれていく。
報道にしろ、宗教にしろ、百パーセント信じてはいけない。疑え、そして自分で考えろ、じゃないと大きな流れに巻き込まれて思考停止に陥る。
本物の宗教というか教えみたいなものがあるとしたら、それは布教しなくても勝手に広まるからと思っている。僕がもし宗教を持つとしたら勝手に僕の中に入って来る、そんなものはもちろんないけど。
僕にとって十代の前半にこの方向性(物語や話を書いてみたいという欲求)に向かわせたのは脚本家・野島伸司と漫画原作者であり編集者・大塚英志だった。
特に十代の僕には野島伸司脚本作品はまさしくバイブルだった。今の僕はかつてほど、彼に心酔はしていないが影響されたことが僕のベースとして、ある。彼の話の中には才能や神に関する台詞がわりと多く、それがどうしようもなく僕の中で根づいてしまっている。
Michael Jackson - Billie Jean (Live in New York 2001)
野島伸司脚本「リップスティック」(フジテレビ)
少年鑑別所職員をしながら画を描いている有明悠(三上博史)に画廊・小泉章吾 (夏八木勲)が語ったこと。
「そうだ。彼はとても才能があった。しかし、彼の才能は無限にわきでる泉ではなかった。それを使いはたしてしまうと、あとは身もだえするような苦しみが待っていたんだ。もはや想像力も涸れてしまった。わかるかい? 才能には二種類ある。使っても使っても、あとから補充される天性の才能と、環境やナルシズムによってつちかわれていく才能。ざんねんながら、君のお兄さんは後者だった。芯からわきでる創作意欲が失われてしまうと、あとは生ける屍になるしかない」
「僕は左脳人間なんです。あらゆる物事を論理的に解析してしまう。だから悲観的になってしまうんですね。常に最悪を想定して、そして想定したからにはそれを見てみたいという誘惑にも駆られる。だから僕にとって、あらゆる結末は悲劇的なものになるんです。その点、芸術家は右脳人間であるらしい。極めて楽観主義で、おおざっぱな人種です」
「そうかな、芸術家も悲劇的な結末を迎えた人は多い。僕の兄は絵描きだった」
「だった?」
「あぁ、自殺した」
「真の芸術家は自殺などしないと思いますが」
「ゴッホも?」
「死に至った理由は本人にしかわからない」
「神によって、強制的にその使命を終わらせられることもある」
「神…?あなたは神を信じている?」
「いや」
「でしょうね、神とはこの空の抽象化に過ぎない。人間は自分より上と下の狭間で安定することを望む」
「無限にブランコに乗ってると、おかしくなってしまうかもしれないからね」
「僕に才能はない」
「そうですか? 少なくとも僕は見てみたいな。あなたは開放された画家ではなく、むしろ正反対にこの閉塞された職場を選んだ。意識的に選んだんじゃありませんか」
「なぜそう思うんだい?」
「あなた自身が檻の中にいる錯覚を受けられる」
「僕が檻の中に居たいとでも?」
「何かの罰を受けるために」
「僕に何の罪があるって言うんだ」
「言葉遊びですよ」
「僕たち、友達になれたかもしれないのに」
「友達?」
「まるで正反対の人間だからです。僕は突き詰め、やがて消えゆく哲学者だと思っています」
「消えゆく?」
「そしてあなたは…」
「芸術家だと?」
「ええ」
野島伸司脚本「ラブシャッフル」(TBS)
カメラマンの旺次郎(松田翔太)と美大生の海里(吉高由里子)。美大生で父が画廊を経営し英才教育、いや絵を描くことだけを課せられた海里の絵を見てしまった旺次郎の中に芽生える嫉妬心。
「なんていうか、俺最近スランプでさ。ろくな写真が撮れない、つか撮れる気がしねえ。理由ははっきりしてんだ。お前。はあ、お前の絵、あれすげえや。自分が偽物っぽく感じちまった。モデルにいろいろつっこむのもパフォーマンス。ある種の洗脳みたいなものに過ぎない。そんな自分の安っぽさに気づいちまったが、トークのきれも悪い悪い。戦場カメラマンで、死にたくないやつを撮ってる自分のエゴに嫌気がさしたとかなんとか。お前に偉そうに言ったけど、あれ嘘なんだ。本当はびびちゃってただ逃げ戻って来ただけ。もう死んじちまったけど俺が尊敬するカメラマンのじいちゃんが言ってた。芸術家は電球に近づく蛾みたいに死に吸いよせられるだって。そしていつからか死から生を見つめる。それが暗闇から光を見るように、キラキラ輝くんだって。タナトス。それを制圧するものが真のアーティストだ。死を乗り越えて怪物になる。くそー。俺は偽物なんだ、安さ爆発カメラのなんとかさ」
「ほんとうになりたいの、ふふん怪物に?」
「えっ?」
People In The Box - 月曜日 / 無菌室
今年一番破壊力があった映画として園子温監督「愛のむきだし」があり、宗教がテーマの一つではあった。来週の「タマフル」(ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル)での09年映画ランキングでどこまで上位に食い込むのか、ベスト5には入るだろう。
「アラビアのロレンス 完全版・ニュープリントバージョン 」は完全な一位で過去の作品だから除くみたい。「愛のむきだし」「レスラー」「母なる証明」「グラン・トリノ」「チョコレート・ファイター」辺りが上位かな、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」「アンヴィル〜夢を諦めきれない男たち〜」は評価高かったけどトップ3には入れない気がする。
ワーストの方は「仮面ライダー ディケイド オールライダー対大ショッカー」「ROOKIES-卒業-」手に「アマルフィ 女神の報酬」「「ドロップ」「ニセ札」「曲がれ!スプーン」「BALLAD 名もなき恋のうた」、あとは「GOEMON」で恐らくは「20世紀少年」の第二章と第三章と「ROOKIES」がワーストワン競争かな。
iLL / DeadlyLovely
僕的には一位「愛のむきだし」(最初に見たのは去年の東京フィルメックスだけど)、二位は「ディア・ドクター」、三位は「母なる証明」、四位は「ノーボーイズ、ノークライ」な感じでしょうか。五位は 「フィッシュストーリー」か「レスラー」かな。
「緊急追悼特集:決定版!西寺郷太のマイケル・ジャクソン語り」前半
「緊急追悼特集:決定版!西寺郷太のマイケル・ジャクソン語り」後半
↑ノーナ・リーヴス西寺郷太さん渾身の「マイケル・ジャクソン論」!マイケルの音楽史を5期に分け、徹底評論。
◆「メイン・ストーリー・オブ・マイケル・ジャクソン」
第一期「THE JACKSON 5」期
〜父ジョーと社長ベリーの息子・ちびっ子マイケル期〜1958出生から、1969モータウンでのデビュー1975CBS移籍まで
第二期
「THE JACKSONS」期
〜社長ベリー・ちびっ子マイケル・イメージとの戦い期〜1976ジャクソンズから、『オフ・ザ・ウォール』を抜けて、1981『トライアンフ』まで
第三期
「MICHAEL JACKSON」期
〜父ジョー・兄弟・白人層との戦い期〜1982『スリラー』から『We Are The World』を抜けて、1987『BAD』制作途中まで
第四期
「20th Century KING OF POP」期
〜(クインシー・ジョーンズ&『スリラー』との戦い期〜1987『BAD』制作途中から、『DANGEROUS』を抜けて世紀末まで
第五期
「21st Century KING OF POP」期
〜裁判含むすべての過去との戦い、子育て期〜2001年「インヴィンシブル」以降、2009年まで
M−1を見ながらつぶやいていたらTさんが笑い飯は結局アンヴィルなんだろとつぶやいて、納得みたいな。
僕のつぶやき↓
「笑い飯好きな人はそのダメさが好きなんでしょうね、天か取れるのにいつも取れないっていう。」
「そうっすね、アンヴィルなんだ笑い飯。次から次へと後輩に追い抜かれていって、でもスタイルは変えないっていう、だからブレイクはしない。ただ単に運がないだけなのかな、「鳥人間」はM-1の歴史でもかなり上位だとは思うんですけど。」
「今日一番笑いましたね、「鳥人間」は。でも優勝できないって辺りが判官贔屓な日本人には好かれるっていうか、天下人にはなれないけど大好きで実力も認めてる、でも運がない、これは致命的。」
□□□(クチロロ)/ヒップホップの初期衝動
昨日飲んでいた友人の一人は芸人をしていて昨年のキングオブコントのセミファイナリストでラーメンズやエレキコミックさんの事務所の後輩である「スペースラジオ」というコントユニットの一人で東京来た最初の頃からの知り合いでワンマンライブもかなり面白い。のでみんなライブをぜひ観に行ってほしい。
昨日飲んで始発で帰ってから一度目が覚めてつぶやいたのは、「朝まで飲んで始発で帰ってきて起きたら右半身がダルい。M-1は東京ダイナマイトに優勝してほしいが、昨日飲んだ芸人の友人によると芸人の中では敗者復活で「流れ星」が来るんじゃないかということ、あとはパンクブーブーが優勝をかっさらっていくかもとのこと。」と。
優勝当ててるじゃん〜芸人さんの中でも一気に行くと思われていたんだな、パンクブーブー。あの「ある詐欺師(万引き主婦)が昔いいことを言ってたんだが」「聞く耳持たんわ」みたいな下りが非常に好きです。
笑い飯は「鳥人」で紳介さんが満点100点出したし、やっぱり彼らは記録よりは記憶に残るタイプなんだろう。だって「M-1」と言えば笑い飯と言うのは好き嫌い関係なしにしても誰も否定できない。
「チェ 28歳の革命」「愛のむきだし」「20世紀少年ー第二章ー最後の希望」 「フィッシュストーリー」「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」「グラントリノ」「重力ピエロ」「ハゲタカ」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「レスラー」「精神」「ディア・ドクター」「色即ぜねれいしょん」「ノーボーイズ ノークライ」「ちゃんと伝える」「しんぼる」「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」「空気人形」「パンドラの匣」「母なる証明」「脳内ニューヨーク」「甦りの血」(「東京フィルメックス」)ぐらいかな、映画館で観たのは。今年はあんまり映画館に行けてないなあ、邦画単館がメインだけど「レスラー」「グラントリノ」「母なる証明」は「タマフル」やmixiやネット上で評判がよいので観に行ったら「さすが」に凄かったし響いた。
ドラマの延長線の映画のヒットが今年も多かったが「ハゲタカ」はドラマも好きだったけど映画も楽しめた作品だった。渋すぎる、いい意味で。「ディア・ドクター」の笑福亭鶴瓶師匠の演技は最優秀主演男優賞ものだった。
「エヴァ」だけは二回観にいってしまった、内容が好きとか様々な要素がある作品だけどこの祭りはもうあと二回しかない(「破」「Q」)と思うと観に行ってしまう。この作品における語りたい何かとかある種の「エヴァ」の呪縛とかそう思い出すと「ゼロ年代」も終わるんだなって。
「M-1」終わると今年が終わった気になってしまうのが恒例化してきたな。「ガキ使」スペシャルは毎年観ながら寝て起きたら年変わってるし。今年もマツコデラックスで爆笑して年を越すんだろうな。
ナイツが最初に下ネタかよってツッコんで始まって、最後に笑い飯の「チンポジ」で終わるという下ネタの流れで最初と最後に繋がるという。「鳥人」は梅図かずお著「14」のチキンジョージ博士じゃないかっていう説が僕の中で勝手に出来上がりました。
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