「フルカワヒデオスピークス!」の最終章というか最後の対談の古川日出男×佐々木敦両氏の部分を読み終えて読了。二人の対談を読むと「聖家族」を読みたくなってくる。確かに読むと二、三週間はかかっちゃうよなあ。スピンオフはいつか出るのかもしれない、古川さんの何かを引き継いだ若手の作家が数人で「聖家族」のスピンオフ短編集が。
同時に読んでいた「スローターハウス5」は今日中には終わりそうだ。SFというよりも時間について。過去と現在とある惑星を行き来して、並列な世界を描いていて面白い個人史というところかもしれない。設定を日本にしてもきっとできると思うし、そういう作品も多々あるんだろうと思われるが、それを知らないのでなんとも言えない。
次はフィリップ・K・ディック「ユービック」へ。仲俣さんからお借りしているSF(ハヤカワSF文庫等)は一ヶ月で六冊、他にも併読してるけど思ったよりもスピードが上がらない。でも、僕はSFけっこう好きだなって思う。好きなジャンルみたい。最初にハヤカワの本買ったのは西島大介著「凹村戦争」だったけど。で、西島さんの新著「魔法なんて信じない。でも君は信じる。」を現在併読中だったりする。
併読の方が読みやすい感じはする、似た作品じゃない方が色が濃く感じて面白みが増すのかもしれない。ひとつの作品に集中して読むのはいいことだろうけど、何冊も併読すると作家や物語の個性が凹凸や色や響きが完全に滲み出てくるようだ。
昨日はあんまり読書に時間をさけなかったのでほぼ同時的に終わるような三冊のうち一冊だけが読了になった。
前に書いた作品をリライトして締め切りが近い新人賞用に応募するために枚数をかなり削る作業をしていた。自分が書いたものを再読して削ってそれでも問題がないようにまた結合させてとやってるとけっこう疲れる。内容わかってても読み直すと自信って徐々に奪われて、これでいいんだっけと思い始める。枚数的には応募できるギリギリの枚数まで削った。前よりも読みやすくなったかもしれない。
これでこの作品に関しては終了って感じだし、次の目標のためにこつこつ書かねばと思った。ただ自分が書いている性的な描写に関しては客観視がどうもできないので他者が読むとどうなのかがけっこう気になる。
昨日は仕事が最近ではやけに忙しくて途中で発狂したい感覚に襲われた。マジでどうでもいい〜って叫びたい感じで、なんだハロウィンって、みんなそんなにパーティ的なことするのか?
本当に不景気なのかと思うし、でもたいていの人が買うものはやっすいPBのお茶とかで、二リットルで百円切る価格ってどんだけ薄いんだろうって。安いもの合戦してさらにデフレスパイラルを増すだけなのはレジをしていると苛立ちしか感じない。
学者さんが言う事は正しいんだろうけど実際に売ってたら言葉とか専門用語知らなくても身にしみてわかるよ、このままだったら普通に終わるだろって、いろんな構造とかが。
酔っぱらいの女に太りたいんでプロテイン飲みたいんだけどって言われて、子供生んだら四十キロ切ったんだって。で、いろいろ聞くと胃下垂で食べたらすぐに出るし、ポテチとかピザとか間食しまくっても一向に太らないんだとか。そういう体質だったらプロテイン飲んでも太らないんじゃないかって言ったんだが。で、胸も大きくしたいしとか言い始めて、関西弁で絡みまくられてそいつの友達も来て、その人はまだほろ酔いでなんとかしようとしてるんだけどあんまり意味がなくて。
胸大きくしたいって三十越えて子供産んでそれだったら無理だろって思うから、遺伝だから無理っしょって言ったらなんか怒りだすし、人のネームプレートで見た名前を言いながら微妙な絡みからしてきて困った。
胃下垂だったら太り辛いだろうし、僕みたいに太りやすい人間は痩せ辛いしさ、いろんな理由とか問題があって、専門家とか医者に聞くしかないじゃんって話をしても酔ってるし、で医者には言ったら胃薬もらったとか言い出して、よく聞けば精神科で処方とか、何が何やらわからん。ただ胸がないのは遺伝だから無理だということは言わずにはいれなかった。なんとかなるならそれで悩んでる人はなんとかなってるよ。
その後帰ってから走りに。昨日はリライトしてたので休んだ。続けて走るよりも一日休んで走った方が体は軽いし、今日はけっこう速い感じで走れた。いつも通りPodcastで「Life」の「休日の哲学」part4を聴きながら。汗も普段よりも出た感じがしたのはいつもよりも速く走って体が動かせたからだろう。山手通りを越えて歩き出してACIDMAN「式日」を選んで聴いた。
なにか「式日」という言葉に惹かれるものがある。昨日は「リライト」した日だった。何かを直すのは思いのほか時間がかかる。
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