Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

甲州街道は秋なのさ

 アメトーークのレギュラー放送の「椿鬼奴クラブ」を起きてから見て、すでに4回以上は見ているような気もする。お嬢様育ち故かかしこまる所はかしこまりながらも丁寧で少し天然な椿鬼奴は面白いというか存在の仕方がいい。


 その後、下北までチャリで行ってからスペースラジオの単独公演の初日を観る。空間リバティという南口のスタバの道をまっすぐに行ってて靴屋の隣のビルの四階の小屋。思う事はいろいろあるんだけど明日の公演、最後の日も観に行くのでそれを観てから感想を書こうと思う。観ててけっこう笑いながらもいろいろと考えた。


 舞台を観終わった後に一緒に観に行った友人二人と友人が経営というか店を手伝っている焼肉店東中野にあるので電車で移動。美味しく焼き肉を食べてビールを飲んで友達と話して、僕の今の停滞している状態もあって友人を苛立たせてしまったりしたりとかしたけど本音で飲みながら話のできる友人がここで、東京に来てから出来たのはものすごく大きい事だと思う。


 やることとかいっぱいだし、今の状態を改善して行かないといけないと改めて思ってたし、しなきゃって。


 初台までタクッて別れてから甲州街道沿いを歩いて、途中の環七だっけ環八、環七だっけな、に曲がってチャリが茶沢通りにあるから井の頭通り歩いて南下していくと軽く土地勘のない大原とかで迷子状態になりながらも以前住んでいた代田に通じる鎌倉通りに出たので途中で小田急線の高架上を歩いて南口に出た。


 深夜のひっそりとした町の雰囲気もいい、秋だからだろうか。


 今読んでる「火星年代記」の中で火星に住み始めた人類の子供がいなくなった火星人の家に忍び込んだりカサカサになった黒い火星人の死体を踏んで遊んだりしてたシーンがあって、シガーロスのPVでガスマスクして灰色の世界で遊び子供達がいたけど、それらの要素と「スタンドバイミー」「グーニーズ」を足すとSFっぽい世界観での自分たちの町を越えて、知らない世界へ旅立つ子供達、境界線を越えて社会性を身につける話ができるかなって思った。


 昔小学三年生ぐらいに友達と一緒に自転車に乗って一人では行った事ない地域に行って、今思うと目と鼻の先だけどそこにあった店で揚げたてのコーンコロッケを初めて食べて大好きになった。あれも今思えば境界線を越えて知らない世界を友達と知りに出た小さい冒険だった。