柳広司「ジョーカー・ゲーム」がずっと気になっている。2008年度の「このミステリーがすごい!」で第2位に、週刊文春ミステリーベスト10で第3位にランクインした。2009年、第30回吉川英治文学新人賞及び第62回日本推理作家協会賞を受賞した。らしい。で、この人の作品は読んだ事ないので文庫で探してたら「ジョーカー・ゲーム」に近い感じの「トーキョー・プリズン」ってのがあった。
本当は大塚英志「物語論で読む村上春樹と宮崎駿 ――構造しかない日本」の新書の発売日だったので買おうと思ったらツタヤになかった、まったく使えない。代わりに「トーキョー・プリズン」を購入。書籍代で領収証が落とせたらなあっていつも思う。
最近気になるというか新しく読み始める作家さんがミステリー関連、上記の「このミス」とかにランクインする人だったりする。道尾秀介とかこの柳広司とか。ミステリーは大好きと言うほどではないんだけど読みやすいかあるいは先が読みたくなる文体だったらどんどん読める。
好きな作家か好きな文体かによって続けて他の作品を読むかどうかが決まる感じがする。
仕事の休憩中には「サウンドトラック」を読んでいる。これもだけど一番の長編「聖家族」も集英社だなあ。「聖家族」が文庫化したら、するとしても二、三年後だろうけど四巻ぐらいになるんだろうか。阿部和重「シンセミア」は文庫だと四巻だったしなあ。ハードカバーで上下巻買ったけど文体が合わないというか読み辛くて友人にあげたので内容をよく知らない。
確か阿部さんはわざと大江健三郎さんみたいな難しい感じの文体にしているみたいな話を仲俣さんから聞いたのかな、誰からか聞いた。読もうと思うんだけど今の所読むきっかけがないな。「グランドフィナーレ」は読んだけど。
今日は昼間に想田和弘監督「精神」を観に行く予定。2007年度作品「選挙」を観ようと思ったけどずっとレンタル中だ。最近少しずつだけど映画館でドキュメンタリーを観る機会が増えてきたなあって思う。きっかけは只石に観ろって言われた森達也さんの「A」「A2」からかなあ。映画館でドキュメンタリーを観るって人も確かに増えてきているように感じる。この映画を観て何をどう感じるのか。
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