知り合いの人のmixi日記を読んでいると「ニューヨークアジアン映画祭」で 園子温監督「愛のむきだし」が大賞!ですって、奥さん。って誰が奥さんやねんって言うてるのはどこのドイツだ!のベルリン国際映画祭でも「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞」 のW受賞してますよ、皆さん。なんでこんなにすごいのに取り上げないんだ日本のメディアのボンクラどもめ、世界の北野武と宮崎駿は取り上げて盛り上げてるのに、お二人ともすごいですよ、世界的にも評価されてさ、でもさ、同じとかそういうレベルだよ。
「ニューヨークアジアン映画祭」
http://subwaycinemanews.com/
屑なことに気づいてくれよ、取り上げるべきものを取り上げないで利害関係とかそういうことだけで取り上げてたら本質が所詮儲かるとかお互いの損得のために消されているんだって。僕は武さん好きだけど映画はここ数年のは映画館で観てるけどすげえ好きな作家さんでもない、嫌いでもないけどさ。
宮崎さんはジブリ自体が嫌いだからジブリ作品を観に映画館にいく事はこの先もないとは思う。でも素晴らしいクリエイターだとは思っている、これほど多くの人が新作を待ち望むということだけどクリエイターとしてすごい事だと思う。
ディズニーも大嫌いだけどウォルト・ディズニーという先駆者はクリエイターとして素晴らしかったんだと心から思う、ただディズニーが嫌いな事とウォルトを尊敬できるかというのは同じ次元の問題ではないと思っている。
実際に映画館で今年観るべき映画だったんだって、本当に。好き嫌いは絶対に出るけど映画の醍醐味がそこにあるし、揺るぎない、作家性の炎が観客を包んで魂に新しい体験をさせてくれる作品だった。
DVDが今月中に出るけど観た後で劇場で観ればよかったって思うよ、映画館で観て後悔する作品が多いけどそれでも映画館に足を運んで金払って言える事があるし、映画だって小説だって金払う側がいなくなればなるほど作る側のポテンシャルも下がるし良い作品も出辛くなってくる。そういうものを人が必要としないのならいずれは消えてなくなるんだろう。
僕には必要なものだから金を払って観るし読むし聴くし、みんな必要じゃないのかな。だったらみんな今何を必要としているのか僕にはわからないや。みんなが表現したいっていうのはネットによってかなり発芽したけどそれで飯を食うという事に関しては難しくなっている。
みんなが互いを補完じゃないけど金出し合って互いの創作物とかを買って金を回すってのも可能性としてはあるんだろうけど、そういう所からはみ出してしまう作品ってのは出てくるし、プロアマの差が機材によって微妙になると圧倒的な力量のある人だけが飛び抜けて世界に行ってしまうのかななんて思うけど。
24日は「愛のむきだし」DVD発売。本編は四時間少しないぐらいの時間です。DVD特典映像のその中身は、
●園子温監督と共に「愛のむきだし」の秘密を巡る冒険に出よう!(未使用シーン&ドキュメンタリー)
●喜怒哀楽!本田ユウのイメージアルバム(全表情イッキ見)
●踊れ!ヨーコのイメージアルバム(ヨーコの未使用シーン)
●謎の女コイケを未使用シーンで解明する試み(コイケの未使用シーン集)
●本田テツの日曜日説教集
●0教会幹部、宮台真司氏の説教のすべて
●追悼 大口広司氏に捧ぐ
●メイキング
●舞台挨拶&対談
●予告編
●スタッフリスト
本編では短かった宮台さんの説教もフルで入ってるっぽい。
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文化系トークラジオ Life「日本のネットは進化したのか」Part8(外伝3)配信。http://www.tbsradio.jp/life/2009/07/2009628part8.html
僕は仕事で観てないから帰ってからニュースでマイケル・ジャクソンの葬儀・追悼式を見てる。ネットで生で観れたんだよなあ、ネットは進化したんじゃないのかな、同時多発的に世界中で彼に想いを寄せる人たちがパソコンの前にいたわけだろうし。
同じくTBS RADIO「ライムスター宇多丸のウイークエンドシャッフル」では「渾身のマイケル・ジャクソン特集by西寺郷太」が配信中。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/index.html
僕は土曜に生で聴いてて今朝仕事中にPodcastで聴き直してた。これはかなりすごいですよ、マイケルに興味を持った人は聴いた方がいいと思う。西寺さんすごいからマイケルに関して。兄弟の問題とか親父との関係とかね、幼少期から語られている。母を愛して子供のことを頼んだけど父親に関しては何もなかったという確執の問題もなんとなく、わかるような。
本当の事はもはや本人達もどこで間違えたのかわからなくなっていたのかもしれない。親父がよそで子供作ってとか母を傷つけたりとか大人になるにつれてその嫌いな親父に顔が似ていってしまったこともあの整形に関係していると思えてくる。
しかしだなあ、児童性的虐待の裁判ではマイケルは無罪になっている。この辺りは↑Podcastでも語られていたしそういう関連の本も確かに平台に置かれていた。しかし、そのことに関して今までそういう見方で報道したメディアはもちろん謝罪もないし、そういうことに無自覚でないと報道ってのはできないものなんだろうか。死んだら手のひら返しだね、お得意の。
そういう姿勢が気持ち悪いんだってのって思っている人もけっこうな数いると思う。きちんと後年活動ができなかったのはそういう報道の抑止力のせいでもあったはずだけど。
報道関係には自らの立場や居場所に対してアイロニーを言うべき人がいないとダメなんじゃないかな。見てても面白くないしね、キャスターやメインを張ってる人に対してイエスマンばっかりだと。
深夜に買わなきゃって思ってた100sのニューアルバム「世界のフラワーロード」を。RIJの初日でメインは100sなので新作は聴いとかないとと思って。中村一義にハマったのが去年で一緒に100s聴きだしたのも同時だからライブでは観たことないのですごく楽しみ。はっきり言って今年のRIJの初日は半分100sで半分は豚串とビールで満足できる。
チャットモンチーとアシッドマンは観るけど好きだけどけっこう観てるし、でもPerfumeはグラスのトップだし観れたら観ようかな、人が最初に完全に集中するのは決定だが。そして去年のようにグッズに二時間近く並んで最初のサンボマスターが遠くから聴こえてきた事態だけは避けたい。
100sで中村一義作品にハマるきっかけになった「キャノンボール」聴けたら最高の夏の日になるんだけど、やんのかな。
あと菊地成孔 DUB SEXTETのライブの最終日がUNITであるって言うから気になってアルバムを借りてみた。菊地さんは一度ポナイトのトークで観たことがあるぐらいだな、インテリヤクザみたいだったけどカッコ良かったな。
菊地成孔DUB SEXTET - Betty-Go-Round
チャールズ・ブコウスキー「詩人と女」を読了。ほぼ、酒飲んで女とセックスしたり、たまに朗読でアメリカ国内を飛んだりカナダに行ったり、寝起きは吐いて、車で競馬場に行って、とりあえず女が近づいてきたらベッドに持ち込んでしまおうという五十過ぎおっさん。しかも全編に渡ってそれをずっと繰り返し。
中高生の時にモテなくて親父になって小金を持ったら援交した親父に通じるものが。彼も若い頃はモテなくて作家として専業作家になったのが四十過ぎとかだからそれでモテるようになって二十代のはち切れんばかりのナイスバディな姉ちゃんがちょこちょこ家に訪ねてきたりしたらそりゃあやるわな、普通の男はやる、結婚してなければ。
女達は自分たちのことが書かれるのもわかってるし、彼がかつて書いた女の子とは詩や小説で知っている。書く為に女とセックスするの?みたいなことを聞く女性もいる。チナスキー(ブコウスキーの分身)は男の事ならわかるんだよ、想像できる範囲だし、女のことはわからない、キスの仕方も十人十色だし、喘ぎ声だって、陰毛の生え方だって違うんだみたいなことを言ってた。
まあ、確かにみんな同じなら浮気はなくなりますわなあ〜ブコウスキーさん。文庫が出たのが96年ぐらい。で多少ブームにはなったらしいから十歳ぐらい上の人だと読んだりしてるんだろうなあ。
でもチャールズ・ブコウスキー好きって人に会わないんだが。あとレイモンド・カーヴァー好きにも。で、読了したので真逆でストイックな方向で古川日出男著「サウンドトラック」を読み直し始めた。後編の最後に柴田元幸さんが解説を書いてた。柴田さんはブコウスキーの翻訳もしてるし、そういう辺りでは繋がっている感じはする。
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