Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

古川日出男×向井秀徳「ベルカ、吠えないのか?」

古川日出男×向井秀徳「ベルカ、吠えないのか?」
http://www.dax.tv/?item=2477


古川日出男×向井秀徳「Asobi」
http://www.dax.tv/?item=2478


古川日出男「ララララララララララン」
http://www.dax.tv/?item=2476


 なにやら観たかったけど観れなかった古川日出男×向井秀徳のライブ映像がアップされていた。生で観たかったなあ、京都と広島は遠い。


 こないだの「ブ、ブルー」で古川さんは3月に柴田元幸さんとのABCでのトークでしばらく表舞台には出ないって言われてたけど、となると新刊が「MUSIC」(「LOVE」の続編)とか今年に出るかどうかわからないがそれまでは古川日出男ナイトもライブもなさそうだなあ。

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

LOVE

LOVE

聖家族

聖家族

ZAZEN BOYS4

ZAZEN BOYS4


 「ロッキンオンジャパン」でのDragon AshのインタビューでKjが次のアルバム「FREEDOM」について「沖縄のシーサーって対じゃないですか、オスとメスと。たぶん『Viva La Revolution』はオスのシーサーなんすよね。で、今回はメスのシーサーかな」って言う発言でさらに期待値が上がる。大きなセールスは目指していないだろう、安定したセールスで、でも『Viva La Revolution』のように聴く者に訴えかける何か、それが「Revolution」という言葉から今回は「FREEDOM」だということ。いやあ、追加のAXの2Daysは行こう、ZEPPは遠いしチケ取り忘れた。

Viva La Revolution

Viva La Revolution

FREEDOM(初回限定盤)(DVD付)

FREEDOM(初回限定盤)(DVD付)


 「ラブシャッフル」での旺次郎(松田翔太)を駐車場の入り口で待っていた海里(吉高由里子)の雰囲気とか仕草が「高校教師」(93)での繭(桜井幸子)の感じにものすごく似ている気がした。野島さんのドンピシャな感じじゃないか、たぶん。きっと野島伸司脚本にまた吉高由里子は出ると思う、なんかそんな匂いがする。上条玲子(小島聖)の夫が尾美としのりさんって!
 TBS金10に2クール連続で登場だ、しかもどっちもキャラ的においしい。
 

 夫が現れてみんな知っていたよって男子四人に告げる。セックスで結びつくなんぞ、動物だと。いつか飽きるものだ、同じ体などと。
 野島作品に通じる「同じ体なんていつか飽きるし、飽きられるわ」ってたぶん「未成年」の萌香が最初に言ったのかな、野島さんの想いだろう。このことに関しては彼が圧倒的なロマンチストである証拠だ。


 「同じ体なんていつか飽きるし、飽きられるわ」ってことはそれでも繋がっていれる何かが彼の言う所の愛である。だからこそ彼はこのセックスに関する飽きるということを登場人物に言わせている節がある。基本的にカップルが別れる周期は4年だと言われている、それは本能的に4年も一緒にいて受精しない、子供が出来ないのであれば無意識下で他者に視線がいく、興味を待ちやすくなってしまう、そこには本能的に子孫を残すというサイクルが関与している。


 第六話の最後の展開。菊田(谷原章介)こと通称キクリンの恋人は自殺している。宇佐美はサウナで間違えて持ってきた鍵で、愛瑠にそそのかされてキクリンの部屋に入って自殺した恋人との2ショット写真を見てしまう。それは旺次郎にそっくりの男性だった。次回予告では二人に聞かれたキクリンが「正確にいうとバイなんだ、どうしても女性がダメということはない」と言っていた。


 普通に考えたらこの男女4対4で展開する話でなんでそこに気づかなかったんだろう、どう考えても人物相関図見ればなんとかわかってもよさそうなものだったのに。登場人物的にも物語を動かす役割として、あるいはこれだけタナトスとエロスの話が出てきているし、バイであれば上条玲子を抱いた、抱けた理由にもなる。

 
 「リップスティック」における牧村紘毅(窪塚洋介)が「僕は生命のサイクルから取り残された」という台詞。彼は無精子病だと中学時代に知った為に肉体での繋がりは何の意味も持たない、万物の霊長である人間ならば精神で結ばれるべきだと。恋人である三池安奈(中村愛美)を洗脳し援助交際をさせていた。で捕まって少年院にいたわけだが。このパターンとは違うが野島作品にバイのキャラクターが出たのは初めてかも。彼をどう描くのか、野島伸司にとってバイの人がどう映っているのかが今後の展開次第でわかりそうだ。


 ちなみに「リップスティック」での窪塚君の演技を気に入った野島氏は「ストロベリーオンザショートケーキ」で準主役に、しかも彼の役は主要な女性の登場人物三人と寝るというある意味主役より主役なポジションだった。つまりおいしい。


 「タモリ倶楽部」に半田健人が出ている、こないだの「HEY!HEY!HEY!」の昭和歌謡特集にもゲストで。彼は確か仮面ライダー555ファイズ)の主役だったはずで、平成仮面ライダーシリーズと言えばイケメンを世に出している。最初のクウガではオダギリジョーが、最近に至っては見たことないけど「メイちゃんの執事」のメインの水嶋ヒロ(カブト)と佐藤健(電王)の両氏は仮面ライダーの主役である。

 
 「ゼロ年代の想像力」を読んでから平成仮面ライダーシリーズを見ようと思ってレンタルしに行ったらないわけだよ、「カブト」と「電王」がさ。

ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力