Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『PLANETS VOL.7』

 帰ってきて『うぬぼれ刑事』を見た。『水戸黄門』みたいに永久的に続けれるよなあ〜って。
 小泉今日子みたいな女優になれるのはやっぱり蒼井優なのかな。『幸せ最高ありがとうマジで!』観に行った時にcharlieが小泉今日子永作博美蒼井優論を少し言っていたからどうも頭から離れないからだと思われる。


JAPANESE MANNER / クラムボン


 クラムボンのアルバム『2010』に『あかり from HERE (clammbon side)』が収録されているが僕はやはりclammbon Feat. THA BLUE HERB『あかり from HERE 〜NO MUSIC, NO LIFE.〜』の方が響く。


LIVE REASON −あかり ,from here−

↑この映像は確実に僕の出身地のお隣である広島県の福山で撮られてますよね。すげえいいPVになってるし知っている街の知らない角度や景色が流れていて歌詞と相乗効果を出していてめちゃくちゃカッコいい。


 時給を得るための仕事の最中に田中哲司さんが来店し僕がレジした。心の中で『熱海の捜査官』の撮影終わったんすか?と園子温監督田中さん主演の『夢の中へ』好きですと言いたかったが胸に秘めておいた。
 お会計がカードだと「サインください」っていうことになるんだが、好きな役者さんなので普通にサインくださいと言ってるようで少し恥ずかしい気持ちになる、twice目。大森南朋さんの時も。


 田中哲司さんや大森南朋さんのような味のある男に憧れを持つしなりたいと思うがどうもその要素が僕には見当たらない。


 で『熱海の捜査官』観てるが普通に田中さん出てるし、この作品ってわりと九十年代的な援助交際や宗教が物語の背景にあってわりと九十年代的な匂いがする。
 あとは熱海という地方を舞台にしていて閉じられた世界というのはゼロ年代的な部分もあり、松重豊さん演じる署長が出てくる登場人物たち、わりと疑惑がありそうな女性たちと過去に関係があったりするのは同じ土地にずっといて過ごしていると広く浅くではなく狭く深い関係性が成り立ってしまうジモト性が描かれているような感じだ。
 『熱海の捜査官』は九十年代とゼロ年代的な要素をうまく掛け合わした極めてテン年代的なドラマだったりするのかもしれないし、じゃないかもしれない。


 テン年代は九十年代の反復だみたいな話を聞いたりするのだけど中谷美紀×渡部篤郎ケイゾク』の続編が戸田恵梨香×加瀬亮で『ケイゾク2『SPEC』〜警視庁公安部 公安第五課未詳事件特別対策係事件簿』で十月からドラマで開始。
 『踊る大捜査線』にしても『ケイゾク』にしても九十年代の終わりにインターネットの普及がかなり後押ししてヒットした作品が今年2010年に復活しているのはなんらかの意味を持っていてもいい。


 『踊る3』は不思議なほどに、このシリーズはネット社会をかなり嫌悪している内容だ。ネットのおかげでヒットに結びついた作品という要素もあるのに。で『ケイゾク2』の方には前作から続いて徳井優竜雷太が同じ役で出演し『ケイゾク』の十一年後の世界になるという。


 同名タイトルで出演が代わり世界観や時間の流れは継続し同じ役名の人物が出るというのでは野島伸司脚本『高校教師(03)』を思い出す。『高校教師(93)』の主演は真田広之桜井幸子だったが(03)ver.の方では藤木直人上戸彩が主演し、前作と同じ高校を舞台に描かれ、同じ役名で出たのは京本政樹演じる藤村知樹だけだった。


 藤村が湖賀(藤木)に「前にも君たちのような二人がいたよ」と彼らの事を暗示する台詞を言っている。(93)ver.で生徒をレイプしビデオに録画しそれによってさらに関係性を強要していた藤村はその後悔から(03)ver.では贖罪のように一人の生徒をなんとか救おうとする。『高校教師(03)』においての見所は前作を見て知っていて藤木の贖罪にある。あとは蒼井優の競泳水着ぐらいな感じだった。


 ファンが多いだけに『ケイゾク2』が『高校教師(03)』のような失敗をしないでほしいとは思うが。思い入れのあるファンが多いだけにどこまで冒険できるか、あるいは演出の堤幸彦の堤マジックがまだ有効なのかが気になる作品だ。


 批評家・宇野常寛さんが編集して作っている雑誌『PLANETS VOL.7』の特集のひとつ「NHKドラマがやばすぎる件について」の『火の魚』レヴューちょろっと書きました。すげえいいドラマなんですけどDVD化されてないんですよね。脚本は『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』等の渡辺あやさん。



 他の企画や特集は『松井玲奈(SKE48) 「名古屋の美少女が見せた“マジ”」』『『伝説巨神イデオン』30周年記念【対談】戸田恵子×坂井真紀/“イデ”に取りこまれた女たち』『『ちりとてちん』再放送記念【対談】茂山宗彦×加藤虎ノ介/3×4=∞ ――徒然亭小草若×徒然亭四草』『【緊急特別対談】川村元気×山本寛 日本的想像力を「撮る」 ――日本映画とアニメーションのターニング・ポイント』『【インタビュー】ラリー遠田の「この芸人を(もっと)見よ!」西野亮廣キングコング)「楽しいのが好きなんです」』『【座談会】ザ・ギース×夙川アトム×宇野常寛×ラリー遠田「ゲーム化するお笑い」のゆくえ(前編)』


 『《特集》ゲーム批評の三角形 アーキテクチャ/コンテンツ/コミュニケーション』「【インタビュー】堀井雄二/日本ゲームの進化が向かう先」「【特別対談】ZUN×竜騎士07 同人ゲームが起こした「奇跡」の真価」「【鼎談】王雀孫×桜井光×タカヒロ美少女ゲームの突破口 ――新たなる「楽園」を探して」「日本ゲームの進化史」「ドラクエ/FF全ナンバリングタイトルクロスレビュー」等
 『原宿ニューディケイド ――変貌するファッション・ストリート』「【対談】米原康正×増田セバスチャン/「カワイイ」文化と原宿のゆくえ」等
 『カオス/破滅*ラウンジ(中間)総括』『NHKドラマがやばすぎる件について』『【特別インタビュー】中沢新一 日本的想像力へのパラレル・ダイブ ――「歴史」の外へ、「日常」の中へ』など盛りだくさんな内容です。


 現在は通販で、末には大都市の大型書店でも取り扱いが始まるそうです。


 まだ川村元気(『告白』プロデューサー)×山本寛(『涼宮ハルヒの憂鬱』の演出家、『らき☆すた』『かんなぎ』のアニメーション監督)対談しか読めないのですがとても興味深い話です。映画や創作に関わる、関わろうとする人には特に。これからの映画の世界の話でもあるし、作り手の話でもあるので読んだら興奮して寝れなかったのは昨日の朝の話です。


 最近はいろんな物語の断片が浮かんでは消えてます。繋がったりほどけたりだいたいは時給でお金がもらえる労働の間にふと現れては消えていきます。


 今月末までに書き上げて応募するつもりの作品はなんとか終わると思います。五年ほどの前に書いたシナリオが元だけど、クライマックスがアイルランドになってたり兄と兄の彼女と弟の関係も変わったというか兄の存在が「神隠しに遭いやすい体質」になってたり「妖精」的なファンタジー要素が入ってるのはこのシナリオに当てはめて展開すると一番よいと思ったから。
 あとは僕のばあちゃんをモデルにした人物を出したりと違った意味で「私小説」ならぬ「家族小説」な部分がある。アイルランドとか出てくるのはそういう流れだったりする。

 
 もう一個書くつもりのやつはできるだけマジメにふざけて暴走するような作品にしたい。で出版社に持ち込みして玉砕するんだ。


The Mirraz / シスター


 今まで浮かんだ事をミックスするとかなりラノベな内容になる。しかも書いたら五百枚〜千枚ぐらいの枚数になりそうな気もする。
 『摩陀羅 天使篇』のオマージュも込めて。『摩陀羅 天使篇』は大塚英志の「終わらない昭和シリーズ」の一つでもあるんだけど、『多重人格探偵サイコ』もだが。そういう影響下に僕はいるので。

夢の中へ [DVD]

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ケイゾク DVDコンプリートBOX

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高校教師 DVD BOX

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高校教師 DVD-BOX

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ゼロ年代の想像力

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多重人格探偵サイコ・フェイク

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2010

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TOP OF THE FUCK’N WORLD

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