Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「午後のLife」

 「昨日は車の中で寝た〜」ってことはないのだがRCサクセションの「スローバラード」のライブが最近やけに好き。


 昨日はTBS RADIO「文化系トークラジオ Life」のweb中継「午後のLife」でした。「午後の紅茶」を午後に飲まなくてもいいように、このweb中継も昨日聴いてなくても後日Podcast配信されますが。


 四時ぐらいから「居場所(NHK青春リアル」コラボ企画)」予告編が始まって批評家・佐々木敦さんの著書「ニッポンの思想」をテーマにした「『ニッポンの思想』をめぐって」があって、さらに社会学者・高原基彰さんの著書「現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ」についてとかなり長めの「午後のLife」でした。


 さあて、「青春リアル」とのコラボはどうなるのか、うーむ。NHKのサイトとリンクするためにはコラボをみたいな流れから。「居場所」って単語は解釈の仕方がいろいろあるし、仕事はあるけど居場所がないとか、空間や心の場所とかいろんなイメージがあって、これはどうなるんだろう。


 charlieはスカイプ参加だったけど、スカイプ音いいねってことで。わりと26日の「青春リアル」はcharlieがわりとよく出るらしい、charlieの「居場所」問題みたいな、ふだんの番組charlie一分も出ないからなあ〜。


 佐々木さんの著書「ニッポンの思想」はPart3までいったのかなあ、サインしてもらった。これ読めっていうのありますかって言ったら「神林長平を読め」って。ああ、飛行機みたいなやつが表紙のやつだあ。「アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風」ってハードカバーで出てた、見たらハヤカワ書房から出てるシリーズみたい、うんシリーズだから前作読まないとなあ。


「ニッポンの思想」メモ
「ストリートの思想」マイナーな人を扱っている<ー>「ニッポンの思想」
ベタに書こうと 十年を区切って ずっと一本の線として繋がっている
思想の歴史をゲームボードとして見立てる ニュートラル 
リトマス試験紙としての機能 右派/左派


80年代〜川の流れーcharlieとしては喋り辛い 何度も語り パターンの繰り返し
09年で終わる:80年代/4人:90年代/3人:00年代/1人(東浩紀さん)/10年代/0になる?
思想のプレイヤーの数↑は編集者の数と比例する。団塊がいない。


以前の「Life」出演時の東さんの発言。思想をやる編集者を育てないとどうにもならないという。「思想地図」によって増えるかどうか。
仲俣さん「名著だね!」 90年代「ニューアカ」の残響消える 場外乱闘ー出版の外


charlie「全日」(受けの美学)→「新日」(強さの証明)→ショーアップorコンタクト
宮台・福田 ケンカ殺法/形式の美学共有できない


→80/90/00をずっとバックアップしている編集者 東→宇野 
アカデミズム復興/違うラインを創りだす/勝ち馬に乗りたがる編集者


テン年代」=「天然」
芸術の再起・「大きな物語」がカムバックする? 中沢新一が再評価されるか、浮かび上がるか?


 高原さんの本はまだ第一章までしか読んでない。マジメな感じの内容かな〜、charlieが仕事で参加しなかったからっていうのも雰囲気がだいぶ変わった。そういえば最近「Life」はバカっぽい感じの回がないのかな。といってもテーマ設定が難しいのかも。


 仲俣さんからSFの本を貸していただく。ハヤカワ書房の文庫。佐々木・仲俣さんオヤジーズラインからある意味で勧められる本がSFというかハヤカワ書房ってのは何かある種の暗示なのかなあ。基礎教養としてのSFっていうか。


ボルヘス「砂の本」/フィリップ・K・ディックヴァリス」/レイ・ブラッドベリ火星年代記
以下ハヤカワ書房SF
A・E・ヴァン・ヴォクト「スラン」/サミュエル・R・ディレーニイ「バベル−17」/カート・ヴォネガット・ジュニアスローターハウス5
フィリップ・K・ディック「ユービック」/ハーラン・エリスン世界の中心で愛を叫んだけもの」/ロバート・A・ハインライン夏への扉」/アーシュラ・K・ル・グィン「世界の合い言葉は森」/J・ティプトリー・ジュニア「故郷から10000光年」/サミュエル・R・ディレーニイアインシュタイン交点」/テッド・チャンあなたの人生の物語」/シオドア・スタージョン「夢みる宝石」


 これ読み切るのにどれくらいかかるんだろう・・・。昔「世界の中心で愛を叫んだけもの」は読もうと思って買いに行ったらなかったからやっと出会えたね(by辻仁成)状態。このSFタイトルが「エヴァンゲリオン」のアニメ版の最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」の元ネタというかエヴァからするオマージュらしいと聞いて読みたかった。
 昔はハヤカワ書房のSF本とか読まれていたけど、今はそうでもなくなって世代間の断絶があって、だから「世界の中心でアイを叫んだけもの」が「世界の中心で愛を叫んだけもの」のオマージュってことも僕らの世代は知らない。だけど庵野さん世代にはモロにわかる。

 
 今SF読んでる層ってどういう人なんだろう。小川一水さんぐらいしかハヤカワ系読んでないなあ、僕は。西島大介著「凹村戦争」もハヤカワだけど、これはもろに古典SFのオマージュぽかったし。


 終電で帰ってぐっすり寝て起きた。普段夜勤なので寝る時間に起きるとなんか変。「ライムスター宇多丸のウイークエンドシャッフル」のPodcastを聴く。来週の、もはや今週の「ザ・シネマ・ハスラー」は松本人志監督「しんぼる」らしい。目が覚めてしまったのと月曜というこの感じ、これから朝一で観に行ったら空いてそうだな、とりあえず観に行こう。


 で、ニュースでは北野武最新作の映画の事をしてて武さんが主演で三浦友和さん、椎名桔平さん、加瀬亮さんが出る暴力満載なヤクザ映画らしい、加瀬くんが北野映画かあ〜イメージが沸かない。安藤政信さんだったらイメージ沸くんんだけど。


 安藤政信ファンとしては青山真治監督「こおろぎ」を前に上映する機会に行けなかったのでDVDとかで出して欲しい。だって東京国際映画祭で一度上映したけど劇場公開してないから観れないし。なんの問題があったのかまったく知らないけど。

ニッポンの思想 (講談社現代新書)

ニッポンの思想 (講談社現代新書)

現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)

現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風