西島大介「ディエンビエンフー」第四巻が出ていたので購入。西島さんは「凹村戦争」を読んでからとりあえずコミックが出たら読むようになって、「アトモスフィア」のドッペルゲンガーの話とか文学的で好きだし。「凹村戦争」はいろんなオマージュがあってサブカル的な要素もありつつ文学的なアプローチの漫画で読んで新鮮だった。
「ディエンビエンフー」はベトナム戦争におけるボーイミーツガール、今回は絶望と絶望の外にいるもの。「世界の終わりの魔法使い」シリーズと「ディエンビエンフー」シリーズは一方は魔法と科学の対比と過去と未来を描いている、一方はベトナム戦争における戦い、そして出会うボーイとガール、戦いの中で生きる理由を、お互いの立場と考えを、アメリカ的なものとそうでないもの。三巻はわりと泣ける所があったりしたが、今回はある種のリベンジのさわりがあり、五巻での戦いがどうなるのか期待。
西島さんの世界観はかわいい絵だと勝手に思っていたら実はすごく残酷なことだったり世界の成り立ちだったりする。
西島大介公式サイト「島島」
http://www.simasima.jp/
エクス・ポナイトの初日の29日に西島さんがDJで登場するらしいですよ。僕は行けないけど。
エクス・ポ日記
http://expoexpo.exblog.jp/
人数が多いと入場規制かかるかもしれないらしいです。そういえば前回行った時も人でパンパンだったな、本谷有希子さんとかの対談は人が多すぎて下の階のスペース入れなかったしなあ。
でもオープン午後四時からなんだよなあ、絶対にライブ観たりトーク聞いたりして、それにいろんな人と話したりするから0時台とかに帰る事になるのかなあ。楽しみだけど酒代がかなりかかるなあ。
今日の深夜の1時半からは文化系トークラジオ Lifeの「文化系大忘年会2008」(http://www.tbsradio.jp/life/index.html)があります。で、30日はエクス・ポナイトがあったりとわりと関係者が重なってるわけですが、楽しみです。
それにしても文化系な年末だ。
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