Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

凛として時雨“P-rhythm Autumn”@赤坂BLITZ

likeaswimmingangel2008-12-19

 赤坂には花見にきたり・・したり、ラジバンダリ。初の赤坂BLITZのライブは凛として時雨ワンマンライブ“P-rhythm Autumn”セミファイナル。
 客層はやはり若い感じだなあ、というかTBS敷地内だけどアイススケートリンクできてますけど、SMAPショップありますけど。あと31日のBLITZってX JAPANって!するの?カウントダウンを此処で?YOSHIKIの腰治ったのか?


 内部の構造がロッカーは一番奥だし、一度荷物置いてライブ会場内に入るまでが人だかりを進むしかなくなんというか残念な作り、キレイだけど人の流れを考えて作ったとは思えない。スムーズには動けない、そういう意味ではSHIBUYA-AXZEPPの方が配置はいい。中に入るとおお思ったよりも狭い、AXよりも狭い、でも天井はスタジオコーストみたいに高い。


セトリ(たぶん)
赤い誘惑
DISCO FLIGHT

想像のSecurity
COOL J
新曲
Re:automation
Knife vacation
Telecastic fake show
moment A rhythm
アコギの曲
鮮やかな殺人
Crazy感情STYLE
nakano kill you
感覚UFO
傍観


 始まったらわりと後ろ側にいたのにそれでも人の波にのまれたので、後方にさらに逃げた。ほぼ最後尾に下がったけど、その少し前までみんなすごい勢いで音に乗って跳ねて揺れていた。


 歌詞的にはずっとナンバーガールの後継者というかそういうものを勝手に感じていたんだけど、生で見たら少しだけSyrup16gを思い出した。ボーカル・ベースの345(Miyoko)とボーカル・ギターのTKのツインボーカルの空間を切り裂くような叫びが僕の中にあるSyrup16g五十嵐隆さんの叫びに似てた。


 なんというんだろうか。今年Syrup16gのラストライブを観て、Syrup16gは大好きなバンドだけど毎回ライブに行けなくて、毎回行くにはその後の損傷がひどいからたまに行くようにはしてて武道館ライブは葬式だったから観に行ったんだけど。僕の中にあるあの叫び声みたいな感じが凛として時雨ツインボーカルと重なっただけ、きっと似ているバンドではないんだろうけど。スリーピースバンドってぐらいか同じなのは。


 どちらもドラムがすごくしっかりしてて自己主張する時には激しく叩き鳴らして一気に加速する。どちらもドラムのリズムとか存在感がまったく負けてないし、トライアングルの真ん中で音がうねっているように見える。


 凛として時雨のドラムのピエール中野さんはMC担当みたいな感じだった。そういえばライブ始まる前のアナウンスをしてたのはピエールさんかな。メンバーがそういうのをやっているのを聞いて劇団、本谷有希子の舞台を観に行くと始まる前のアナウンスを本谷さんがやってるような感じだなって思った。


 ボーカル二人の雰囲気と言うかキャラクターなのかあまり無駄なことは言わない感じの佇まいなんで、ドラムのピエールさんがMC的なことを引き受けているんだろう。話してる間にボーカルを休ませるということもあるだろうが、たぶんピエールさんは途中からおもしろくなってきてる。Xジャンプさせてたからなあ、クリスタルKEYは自分のことを「クリちゃん」って言うんだよってある種の下ネタだからなあ。


 ライブ自体は初めて聴いてからライブ行こうと思った「Telecastic fake show」も聴けたからよかったけど、新曲がやばかったな。最初のドラムとか入り方がまさしく轟音だし、「nakano kill you」の客の暴れ方は凄いし素晴らしいものがあって。音もよかったし後ろでわりと冷静に観れたけどライトがドラムに反射して後ろの幕に反射した光が映るんだけどピエールさんが叩くとその影というか反射した光がドクッドクッって心臓が脈打つように動いてなんかよかった。


 照明が世界観をすごく丁寧に現していた。赤と青の照明の感じで混ざり合うと紫になって、閃光と共に音が鳴り響いて空間を満たす、紫雷が轟く。


 ここの照明さんかなり空間を具体化するの巧い。と観ながら思ってたらなんか「眠れる森」のことを思い出して確かキムタクの役ってライティング演出を仕事にしてたような気がするなあって。「眠れる森」と「青い鳥」はシナリオ本を買って読んだ、その脚本家の野沢尚さんが首つり自殺して、同時期に小説家の鷺沢萠さんも自殺してやっぱり物書きって最後には自殺するしか、自分の物語は自分で終わらすんだなあってあの頃は思ったなあ。


 最後の「傍観」の赤ベースで青の照明がかかってメンバーと機材に青みの紫がかかっていた、345がベースをかき鳴らして頭を振って長い髪が上下するその姿はまさしくロックンロールだった。あの演奏は凄くて息をのんだ。


 神に祈っても祈りは届かないが、君の叫びは誰かにきっと届く・・・。



 いつもお世話になっている鈴木謙介氏の新刊が出たみたいです、僕は悩みがあったら直接相談しようと思います。
 そういえば僕もアンケートで質問を出したような、なぜ未だに元フリッパーズギターの二人の小沢健二小山田圭吾の両氏はもう40前後なのに未だに「君」付けされ続けるのか?っていう。カジヒデキ文化系女子からは未だに「君」付けですけどね。

Inspiration is DEAD

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Telecastic fake show

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