Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「胎内のリズムと呼応する」

likeaswimmingangel2008-09-26

 予定とか重なって、おまけに風邪をひき始めて寝れなかった。


 朝10時前の電車でも渋谷までは満員電車だった、恐ろしい、そんなにのんびり出社して大丈夫なのか、青山一丁目で乗り換えて六本木に行ってABC(青山ブックセンター)六本木店に行き古川日出男著「聖家族」を購入する。普通に重い、古川さんの想いというか作家としての年が、念が注ぎ込まれている。普通にこの本縦に置いても立つからね。一ページ二段組みで700ページ強だから、家の外に持ち出して読むタイプの本ではない。なぜならば重いから。


 古川日出男ナイトvol.7のイベント後のサイン会の券をもらって、サインしてもらって友人にお祝いであげることにした。内容的にはうーむ、でも中々著者サイン入りの本もらわないだろうし。それに僕んちにはもう仮綴本があるから。


 店内の古川さんの本棚というコーナーを見ると、作家としては大江健三郎中上健次村上春樹江國香織などの本が置いてあって古川さんからのコメントがあった。外国人作家ではスティーブ・エリクソンガブリエル・ガルシア=マルケスホルヘ・ルイス・ボルヘストルーマン・カポーティとかあった。スティーブ・エリクソンは読みたいかな、江國さんも読んでみようかな、「冷静と情熱のあいだ ROSSO」しか読んだ事ないし。


 家に帰って洗濯とかご飯炊いて(→速攻で冷凍)して友人と約束していたので渋谷に行った。まあ、僕らが渋谷に行くといつも昼飯食うのが桜丘町にあるsomaってところで、いつも昼時に行くので満席だったりする。
 ここはかかってる音楽が洋楽Rock系でradioheadとかSmashing Pumpkinsとか僕らの好きなバンドの曲がかかるってのもデカイ。話しているとスマパンで僕が一番好きな「Mayonaise」って曲のライブ盤がかかった、ライブだとちょっと速い。


 まあ、いろいろと話した。年齢的にも考えることが増えてくる。僕の周りの友人も結婚して子供ができて家を買ったりしてたりして、中学の友人もそうだし、こないだはバイト中にメールしてたら子供できましたって知らされたりしてバイト中に驚く、月日が過ぎゆくのは速いものだ。本当に二十歳を超えたら時間が過ぎるのが速くなってる感覚がある。


 next30を考えるとこれからの数年で行動する事や考えて選ぶ事がかなり大きく30代の人生に影響するだろう、選ぶことと考えることは直感に従うしかないとは思うんだけど。


 その後、タワレコよって友人オススメのFriendly Firesを聴いたりして、かなりの面白くて踊れる感じ、ちょっと昔のBeckっぽいかな。


Friendly Fires "Paris" Directed by Price James



 そのまま代々木公園に行く。平日だけど人がたくさんいた。友人同士でボール遊びしていたり、カップルがほんわりとベンチに座ってたり、ペットの散歩してたり、写生してたり、森ってわけじゃないけど木が多くて涼しい、マイナスイオン放出してるみたい。
 それなりに進んだ所の屋根があるベンチのとこで寝転んだら寝てなかったせいですぐに寝れた。少し離れたとこにホームレスのおっさんが数人いて話声や、遠くの方で鳴らしている民族的な太鼓の響きとか遠くに聴こえた。


 寝転んで逆さまに撮った景色↓


           



 その後銀座に行ってドイツビール飲んだりして電車で帰る時にうたた寝をして左右の人の方に頭をぶつけては目が覚めた。
 

 で、爆睡してさっき起きたらパソコンにメールが来ていた。
 集英社の人からで「聖家族」挑戦者求む!という企画に応募して一先お先に「聖家族」を読んでいて、読んだらコメントを送ることになっていた。


 で来てたメールの内容ってのが


 僕が書評の中で使用していた、「胎内のリズムと呼応するー」っていうくだりがこの本を表現するコピーとして的確で素晴らしいと思ってもらったらしく、明日掲載の、読売新聞・毎日新聞の広告枠のコピーで参考にさせていただきました。 とのこと。


 でさっきコンビニ行って初めて朝刊買ったよ、読売新聞を↓。


           


 ホントにっ! 使ってるし。


 古川さんの本の広告のコピーに使われるのは光栄なんだけど、大手の出版社さん、いいのか素人のコピーでって考えると少し複雑だ、嬉しいけどなんだか複雑な朝だ、風邪が治らない。

Friendly Fires

Friendly Fires

聖家族

聖家族