「早稲田文学」3号をついamazonで頼んでしまっていたので昨日昼間来た。絶対にうちの近所の本屋には入らないのはわかっていたから。届いたのだが、分厚い、古川日出男著「聖家族」並に太い。まあ、買ったのは古川日出男ファンとしては去年に「フルカワヒデオスピークス!」刊行記念の朗読ギグ「フルカワヒデオ200ミニッツ」がDVDに収録されているのが付いていたからなんだけども。
だって、大長編「聖家族」が朗読によって200ミニッツに著者自らが朗読ギグという形で再編集し、その場で新しい「聖家族」を再構築するという、普通ではありえない、というか他の作家ではできないこと。
最高にカッコ良くて笑える、笑えるってことはカッコ良すぎて笑える。この人はなんなんだろうって、クールだから笑っちゃう、そんな体験だった。小説が降霊術みたいに古川さんに言霊として召還されてそこにいる人間の内部に宿るような。それは記憶の中にあるけど、それが記録されて、ライブで体験できなかった人が再体験できる。
リアルタイムで観た人も、観てない人も古川日出男という作家がきになる人は間違いなく買うべきだ。
で、ABCのサイト見てたら「『早稲田文学』③刊行記念『早稲田文学』プランナー/ディレクター・市川真人さんミニトーク ゲスト:古川日出男さん」っていうイベントが2月27日に六本木店で。予約はしといた。「MUSIC」書き終わった古川さんが何を語るのかを聞きたいのもあるし。
早稲田文学の表紙は東浩紀さんと娘さん。娘さんは確かに可愛い。美人になりそうだ。前に仲俣さんに娘さん可愛いですよねって言ったら、東さん昔は、今は太ったからだと思うんだが、美男子だったからねえって言われた記憶がある。
「クォンタム・ファリミーズ」での女の子のイメージがどうも娘さんに結びついてしまう。「クォンタム・ファリミーズ」はいろんなものを含めて読まれてしまうけど、僕は単純にSFとして楽しめたしここ最近読んだ小説の中では一番面白かった。
大塚英志× 山崎峰水「黒鷺死体宅配便」13巻は、ヤングエースを毎号読んでいるので普通に読んでるとこだった。「多重人格探偵サイコ」よりもきちんと終わりそうな気がしてしまう。たぶん、大塚さんが楽しんでやってる感じ。
朝帰ってからランニング。寒し、寒し、寒い。寒いから家から出て走り始めて家に戻るまでなんとかほとんど走った。BGMはライムスター「マニフェスト」で。ラップって叩き込むように歌うっていうか言葉が繰り出されるので走る時にはテンションが上がるし、速度がそのリズムに乗りやすい感じ。宇多丸さんもポリープ手術から復帰したいみたいだし。聴いていると勇気づけられる感じ。しっかし、寒いし、だいぶ走ってなかったから遅くなってた。週五ぐらいは走らないとダメだなあ、これから暖かくなるからいいとは思うんだが。
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