Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「キャノンボール」

中村一義キャノンボール



 iPodをスピーカーに繋いでバイト先で深夜に中村一義100s」のアルバムを爆音をかけていた。


 僕は死ぬように生きていたくはない


 雨降り前の静けさの中で、追いかけていたいものは遠ざかるような感覚の毎日、そうDaysの中で。生活する為に精一杯だ、きっとみんな、でも叶える人もいるんだって事実が純然としてあり、僕はなんだっけ? 
 忘れていくようなビリビリとした感覚の再発を望み、未然に防ぎたい事故、あるいは一度は侵したミスの再発。夢とか希望とかあるかもしれない可能性を望み=臨み、雨降り前の静寂をかき消す店内の雑音、取り込まれている資本主義の音波、雑音、とりあえずそいつらの電源はoffにして、スピーカーの音だけはあげていく、左を向くと東京の夜が見える、国道246が流れて、車が時折ライトの残像を残して亡霊みたいに夜の、深夜の、丑三つ時を通り抜けてミッドナイトのtokyoを迷子みたいに、目的地を失って彷徨う、彷徨する。
 僕らも、「ら」もって、きっといるだろう、仲間とか同じような意志を持った人たちもって意味での「ら」もってことだ。そう、僕らもこの深夜に彷徨し咆哮せずるえない、咆哮し探している、きっと。


 僕は死ぬように生きていたくはない、
        僕は死ぬように生きていたくはない、
               僕は死ぬように生きていたくはない。
 

100s

100s