Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

パピルスには表現者

 サタミシュウ「おまえ次第」読み終わり、帯に書いてある青春SM小説が全然ないような気がしたが。
 読みやすいし、エロいといえばエロいけどなんだかAVっぽい感じもしなくはない。まあ、すぐに読めるってのはあるかな、第一部の「私の奴隷になりなさい」から繋がっているから最初から読んだ方がまだ楽しめる。


 幻冬舎パピルス」は窪塚洋介こと「卍LINE」が表紙でインタビュー、この人はなんだか言葉ってことと姿勢で示そうとする人で僕は好きだ、役者としても好きだけど「卍LINE」も嫌いではない。昔からインタビューから「バランス」感覚が大事って言ってたけど今もそれはあるみたいだ。「ピンポン」の映画みたいに「アイキャンフライ」で飛んでも死なない男、確かにもう普通のサラリーマン役はやるにしても観る側にも違和感はあるのかもしれない。


 「パピルス」はわりとミュージシャン表紙特集が多い、詞というか言葉をメインに仕事にする人、小説家とかよりもそういう人が多い。まあ、作家で表紙特集してもたいして雑誌が売れないからミュージシャンになるんだろうな。


 ナイナイの岡村さんとの対談はタモリさん、あの弔辞はやっぱりすごい、アドリブといい、場数を踏んだ人であり、回転の速い人なんだなあ、しかし、そういうベテランがいなくならない引退しないお笑い世界では目の上のたんこぶはなくならないジレンマと戦わないといけないことに岡村さんは頭を悩まさせているみたいだ。


 武さんの連載は「芸術」について、公開される映画に関連してる、映画どうなっているか楽しみ。


 北野武さん新作「アキレスと亀」も今月だし、あんまり期待してないけど「20世紀少年」ももうすぐ、明日か。で、かなり期待している「パコと魔法の絵本」も公開、邦画ばっかり観る月になりそうだ。

papyrus (パピルス) 2008年 10月号 [雑誌]

papyrus (パピルス) 2008年 10月号 [雑誌]