ユーロスペースにて鑑賞。アンコール再上映ということだったので、評判高かったのだろう。名前は聞いていたのでなんとなく観に行ってみた。一件の家で二つの生活というか世界があるという感じ、どちらが現実で妄想かフェイクかもわからないし、現実と現実なのかもしれない。どこか漂う仄暗さや人の気配がするという気持ち悪い感じは初期の黒沢清監督作品に近いのかもしれない。
伏線とかまったく回収しないので潔いなと思ったけど、どういう理由とか原理とか答えを考えているのだろうか。まあ、なくても雰囲気が伝わるのだから問題はないかも。途中で何度か眠くなってしまったけど、最後まで観た。昔、『回路』を観たときの感触に近いなって帰り道に思った。