Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『彼女の人生は間違いじゃない』


 廣木監督の『彼女の人生は間違いじゃない』観たら、脚本が専門の卒制見てもらった現・シナリオ協会の会長か理事やってる加藤さんでした。まあ、あの女の子で撮りたかったのかなあ、というのは伝わってきたけれど。
 まあ、いろいろ思うとこはあるけど震災後の物語のステレオタイプみたいな部分と東京でデリヘルを週末上京してしている主人公の感じが、あの子がなぜやらないといけないかをさほど描かないならほかの部分ももっとドラマなくして淡々としたらいいのになあ。
 デリヘルやってる会社の男性スタッフがあそこまで本気で守ってくれるかなっていう疑問もあるんだけど、彼女もなんで父親に英会話って嘘をついてまで上京してデリヘルをやっていたのかわかんない。彼氏だった人にデリヘルやってるって告白するシーンでは感情出ているけど、その理由だけはやっぱりわかんない。あの元彼の人って『恋人たち』の人だよね。
 廣木監督が山内さんの『ここは退屈迎えに来て』実写化で撮ってるのは聞いてるけど、椎名の扱いを間違えたら、あの物語ぶち壊すことになるけど大丈夫なのだろうか。椎名をどうするかで、物語かなり組み替えないと難しそう。