Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『未来と文学』


 ラカグでのジュノ・ディアス × 円城塔 × 都甲幸治 「未来と文学」トークイベントに来たので、近くにかもめブックスあるから観てみようときたら明らかにジュノ・ディアスいるわ、人違いでなければ。と思ったがその後トークイベントに出てきたジュノ・ディアスさんの靴がどうも違う。イベント用に靴を変えたのか、あるいは人違いなのかサインの時に聞き忘れた!



 『ハイウェイとゴミ溜め』にサインしてもらう。カヴァーとか短篇好きだと伝えたら作家さんを一人教えてもらえた。移民と疫病の話は興味深かった。
 旧正月で中国の人たちが大挙して押し寄せているんだが、ジュノ・ディアスが日本に来た時がちょうど旧正月の始まりとかからかぶってたらしく成田でめっちゃ中国人たくさんいたわって話をしていた。それで日本の人にたくさん中国人来てるけどどうみたいな話を聞いたらしい。で、みんなどう対応したらいいのかわからないって感じだったってトークで言っていた。それって移民とかも同じ問題でルールが違う人たちがやってきた時にどう接するのかとかもあるし何かが変わってしまうという怖さみたいなものがあるんだと。


 都甲幸治さんの『生き延びるための世界文学: 21世紀の24冊』に特別収録されている未邦訳短篇『モンストロ』についての話も円城さんがして本当は長編なんだけど抜粋したのがニューヨーカーに掲載されてそれを訳したのが収録されていて全貌がわからなくて疫病が蔓延するとか最終的には火星に行くんですかって質問に火星には行かないよ〜って言われていた。疫病と移民についての話聞いて俄然『モンストロ』読みたくなった。




 ジュノ・ディアスにサインの時にカーヴァーとかの短篇好きで『ハイウェイとゴミ溜め』の一篇『イスラエル』がすごく好きだと伝えたらEthan Caninをオススメしてくれた。さっそく絶版になってた『宮殿泥棒』をポチった。
 円城さんが言われていたハローキティについて書いているという小説が気になる。お話できなかったけど奥さんと一度お話をして毎年年賀状をいただいていたりするのだ。

ハイウェイとゴミ溜め 新潮クレストブックス

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オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)

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こうしてお前は彼女にフラれる (新潮クレスト・ブックス)

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道化師の蝶 (講談社文庫)

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これはペンです (新潮文庫)

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生き延びるための世界文学: 21世紀の24冊

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