Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

Dragon Ash Rampage Tour ファイナル in ZEPP TOKYO

 日曜日。朝起きて投票に行ってきて録画してた『ボクらの時代』を見ていたら松田龍平×瑛太×新井浩文トークでみんな『青い春』出てたんだね。新井君はDragon Ashの「繋がりSUNSET」のPVに出てたねという事で二日前のツアーファイナル話へ。
 松田龍平は『46億年の恋』、瑛太は『アヒルと鴨のコインロッカー』、新井浩文は『松ヶ根乱射事件』が好きな映画です。


Dragon Ash/繋がりSUNSET 【PV】

 
 今回のRampageツアーは初日と最終日というまあいつもDragon Ashのツアー始まると最初と最後の日に行ってます。
 「Dragon Ash RAMPAGE TOUR @SHIBUYA-AX 1/28 初日」←初日から三ヶ月も経ってなかったのか。


 この三ヶ月のうち三月十一日以降は色んな事が変わってしまっただけに遠い気がする。このツアーの初日に感動と興奮と心地よい疲労感と共に家に帰ると着ていた電報は僕にとって数少ない可能性と希望だった。


 13時までバイトして家に帰って諸々して渋谷からZEPP東京へ。東京テレポート駅に降りたらすぐにマイミクの初日に会って友達になったしみちゃんと会ってそのまま会場に行くと入り口前のロッカーにはいつものiceman CREWのメンバーがいた。
 まあ毎年作ってるT-シャツが今年は『REVOLATER』で赤だから目立つ、というかライブ中でさえも赤シャツはだいたいこのCREWのメンツか知り合いなのでわかりやすい。僕はそのT-シャツを昼間のバイトで着ていて去年の水色を着ていってました。


 始まる前は馬場さんとサクちゃんの前の方の前方にいた。千葉ちゃんのダンスも見えやすいなあと思って。で、イントロ始まるよね。一気に人の流れが流動化して真ん中寄りに動いて『RAMPAGE』で幕開け。さあモッシュとダイブの世界にようこそ。


「踊れ感情のままrough ride 届け単調な日々surprise」


 前方エリアにいるやつらはモッシュとダイブありきな連中だしのっけから攻めていく。しっかし笑顔が咲き誇って楽しい。でアルバムの流れで『SOCIABLE DESTRUCTION』からの前作アルバムから『Mixture』のリズムで踊る。


「World have lots of attractions」


「We got something mixture light」


 で『Revolater』で加速するフロア。爆音と速度を増して行く。ATSUSHI&DRI-Vのダンサー二人の体の動きが音楽に輪郭を与えて躍動感は観ている者にダイナリズムを伝える。本当にこの二人がいるかいないかでDragon Ashの音楽はまったく違う伝わり方になってしまったはずだ。そういう意味でもライブで彼らのダンスがもたらすものを感じてほしい。


「今だ手上げろ無茶なHeads now!」


 静かな始まりの『Life goes on』みんな上へ飛んでクラップハンズ。やばいすでに目が潤み始めるがまだまだと我慢しジャンプ。『ECONOMY CLASS 』は歌詞が好きで前アルバム収録の『Big Town Rhapsody』同様に少し地味だけど良曲だと思う。からの10-FEET・TAKUMA参加の『SKY IS THE LIMIT』へ。しっかしKjの嬉しそうな顔。仲間と一緒にやることができる幸せをしかと噛み締めているように。


「朝を待てずただ 夜に狂いそうなせつなさ 照らすのはその意思だけ 今はほら燈火抱け」


「If you want to change your place, the first thing, you must change yourself」


「出る杭になればいい 笑いたい奴は笑えばいい 修練後ケツ蹴ってやんな 10年後お前がベテランだ」


 僕は『AMBITIOUS』と『繋がりSUNSET』って出た当時はあんまりピンと来なかったんだけどライブで聴くとどんどん好きになってくるタイプの曲だなあって思う。ATSUSHIさんの妖艶なダンスから『FIRE SONG』。炎の揺らめいているが肉体を通して伝わる。
 Dragon Ashはセトリとかあんまり変更なかったりするんだけどもライブバンドとしての完成度はやっぱり凄いと思う。Kjを中心にメンバーチェンジもせずに逆にメンバーが年々増えていく事でより強固な信頼感があるからこそのライブとそこに集うファンとの繋がり。
 ミクスチャーロックバンドとしてかつての仲間のバンドたちがいなくなっても生き残り、それでも伝えて行く想いが溢れ出して僕らの細胞に入り込んでいる。


「何も持たずからっぽな両手 すべて掴んで存在の証明」


「僕らはずっと持ち寄っては そうさ寄りそってた」


「生まれたことに意味なんてない だからこそ薔薇咲かせてやれ 生まれたことに意味なんてない だからそう火花散らせてやれ」

 
 『Dear Mosh Pit』では近くにいたicemanメンバーと肩を組んで歌った。どうだ青臭いだろ、そして最高です。Dragon Ashを中心にしてキャンプファイヤーやってるみたいな誇らしげ。そしてピーとなったら飛び跳ねて周りとぶつかりあって笑顔が飛び散った。ダンス・ダンス・ダンスなナンバー『La Bamba』でさらに加速してみんなはちゃめちゃに踊って跳ねる。『REBELS』は疲れだしててちょっと体休めてました。


「そう互いに肩組み合い さあ歌えば友と呼ぶのだろう」


「誰かのステップなんかそう気にしない デタラメなまんま」


「Get your head up, burn the breeze」


 そして感涙ものの『静かな日々の階段を』が。やっぱり歌詞が今まで以上の意味を、僕らにはその背景がある。
 この無慈悲で無平等な世界で抗えないどうしようもない巨大な力の前に立ちすくみ呆然とし、どうしようもない哀しみと怒りが覆うこの現時点で。僕らが当たり前だった世界は一瞬で崩れ落ちた。
 そして僕らが暮らしているこの世界はいろんなものを犠牲にしてやってきた現実に潜む真実を僕らに突きつけ、資本主義社会の上の方では本当の事を僕らに伝えないし教えないし政府もそいつらときちんと繋がっていてという事実だけは表面化させ、おかしい事にみんなが気づき、考えだした。
 僕は何かを探してまた動き出すしかないのだろう、考えないようにさせられていた世界から自らの意志と自分で考える事によってでしか事態は改善されないのだと思う。


(LIVE) Dragon Ash - 静かな日々の階段を


 からの『百合の咲く場所で』が始まり、よっしゃあダイブじゃあと二番目のサビで飛んだ時に転がり始めたら後ろからダイブしたやつが僕の上に来て下の人達の間隔もそこまで詰まってなかったので落下する。背中打ったけど周りの人達が起こしてくれてセーフ。『ミクスチャー・ロックは好きですか!』で鳴りだした狂乱のロックアンセム『Fantasista』でモッシュとダイブが咲き乱れて汗だくでみんな笑顔。これは飛べねえという位置だったのでダイブしていく連中を押し上げたりしながらモッシュ


『停電とか余震とかでイライラしてたんじゃねえの? もっとデタラメになっちゃえよ!』『俺たちはミクスチャー・ロック・バンドだから、それがただ好きでやってるだけだから、こんな時に気の利いた言葉も言えないんだけど。みんなのほうがいろんなこと考えてると思うけど……俺たちはミクスチャー・ロック・バンドだから、こうやってライブをやることで想いを伝えられると思うんで。またライブに足を運んでください!』というKjのMCが響く。


「みんな必死なんだ 負けんな いねぇぜピンチランナー


「川の流れは冷たくて 胸が張り裂けそうになって 外の陽の光が眩しすぎて ここで歌ってる」


「くだけ散ろちゃちな境界線もう」


 年賀状に歌詞を使わせてもらった『SLASH』からアルバムの最後の曲『ROCK BAND feat.SATOSHI,KO-JI ZERO THREE』へ。「Rock band」という歌詞を自分の願いや想いや夢に変えてイメージしたら音楽やってなくても僕の歌だと思えるこの曲。本編ラストは『TIME OF YOUR LIFE』で締める。


「轍になって消えない明日に 今は行こう決して振り返らずに」


「夢見た理想と現実 あらがい鳴らすディストーションと旋律」


「友よ旅立ちの時 つまずいた足で貫いて先へ」


 本編終了後にスクリーンにはメンバークレジット後に『BUILD AGAIN SINCE 3.11』という言葉。そこからサクちゃんの松山千春『大空と大地の中で』を徳島のカラオケ大会のような場所で歌っている映像が流され、何気に上手いので再度メンバー登場すると案の定「千春」コールが起きる。


 アンコール一曲目『陽はまたのぼりくりかえす 』から来るっ! いやでもKjが着てる赤いT-シャツってさあ、iceman CREWのメンバーが作った今年のやつじゃん!!!!!!



 そういえばメンバーの長であるヒロシさんと数人が入り待ちして建ちゃんにT-シャツ渡したって言ってたけど、着てるよ、Dragon Ash好きすぎるメンバーがたくさんいるiceman CREWの作ったT-シャツをツアーファイナルのアンコールから着てるっ。凄すぎだし届いてるんだと思うと泣けてきた、正直に言うとみんなの事を思ったら泣けた。でCREWのみんながいるとこに少し下がって顔観たらそうだよなあって。きっとみんなの中でもとても大事な時間になったと思う。


「ただ吸い込む空気さえも むしばまれそうな時代で それでも何かをさがして夢を見続ける人もいたりして」


 ずっとやりたい事をしようと足掻いている自分にはこの曲は背中をいつも押してくれる。で二曲目が『天使ノロック』で一気にみんなモッシュとダイブで暴れだす。ここでこの曲は楽しすぎ。14年前のデビューミニアルバム収録曲だぜ〜。
 で噂には聴いてたけどもツアーの追加からやってるらしいBOØWY『Dreamin'』カバーで『今日、布袋(寅泰)さんも観に来てんだよ! そんなんじゃ伝わんないんじゃないか?』とどうやらいたらしい、布袋さん。
 『運命共同体』の優しさとフィナーレ感は終わりの寂しさもありつつ。


「つねに君をとりまく他人の無責任な力まかせの言葉で われを失いいつしか消える 孤独を集めるようになる」


「そんなやつらは好きじゃない 俺はそんなにバカじゃない」


「時に集まった数千の兄弟へ 響け空前のshow time」


 そして最後はやっぱり『Viva la Revolution』で「Viva la Revolution 」コールをしながらやっぱり泣いてしまう。パブロフの犬かってぐらいにこの曲ライブで聴くと泣いてしまうのは周りのみんなもマイクを向けているKjも泣いているのもあったりするけどこの曲も歌詞が今さらに響いてしまう。


[LIVE] Viva La Revolution / Dragon Ash


 Dragon Ashの音楽も大好きだけどiceman CREWのみんなやライブに来るファンの人達の空気がやっぱりライブでしか体験できないしそれが本当に心地よくて優しくてそういうのがデカいなって思う。モッシュとダイブとかワンマンでしか味わえない部分もあるしね。二年後にはアルバム出してまたツアーしてくれるかな。


 次のツアーが始まるまでにはフリーターじゃなくなっていたい、やりたいことで飯食べれるようになっていたい。繋がっていた色んなものが動き出している。あとは僕次第らしいというのがかなり濃厚だ。
 一番好きな『Canvas』は案の定やらなかったけどね! だから次書く作品のタイトル『Canvas』にしようかと思ってます。AV女優その後な話だけど。


 終わって外で馬場さんが募金をしていたので募金して握手した。温かくて大きな手だった。


 アンコールのKjのicemanの赤T-シャツの姿。カメラがKjの背中から撮ってると背中のデザインが背後のスクリーンに大きく映ってるのと観たら泣けちゃったんだけど、想いという強くてまっすぐな願いって伝わるんだなって。それが僕らに残された最後の希望のように。


■セトリ
0.Intro(MIXTURE)
1.RAMPAGE
2.SOCIABLE DESTRUCTION
3.Mixture
4.Revolater
5.Life goes on
6.ECONOMY CLASS
7.SKY IS THE LIMIT feat.TAKUMA
8.AMBITIOUS
9.繋がりSUNSET
10.FIRE SONG
11.Dear mosh pit
12.La Bamba
13.REBELS
14.静かな日々の階段を
15.百合の咲く場所で
16.Fantasista
17.SLASH
18.ROCK BAND feat.SATOSHI,KO-JI ZERO THREE
19.TIME OF YOUR LIFE
【EN】
20.陽はまたのぼりくりかえす
21.天使ノロック
22.Dreamin’(BOΦWY)
23.運命共同体
24.Viva la Revolution

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FREEDOM(初回限定盤)(DVD付)

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The Best of Dragon Ash with Changes Vol.1

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