Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「オー!ファーザー」

 息抜きに昨日買っていた伊坂幸太郎著「オー!ファーザー」を一気に読んでしまった。父が四人いる由起夫という主人公を中心に巡る話。母は一人いるが、彼ら四人は四またされていて結局新婦一人に新郎四人で式をあげてその後も一緒に住んでいる。生まれたのが由起夫、誰の子かはわからないが四人が誰もが自分の子供と思っている。


 知識・色気・賭け事・スポーツと四人それぞれの個性が由起夫を守り、育ている彼ら。もちろん由起夫が事件に巻き込まれても彼らから教わったことや彼らの行動が彼を助ける。伏線もかなり回収されているし、少しご都合主義に思えるけど物語なんてそういうところがないときちんとクライマックスのあとに着地できない。伊坂さんらしい終わり方だと思う。
 あとがきではこれを書いて、その後に「ゴールデンスランバー」があってそこからは伊坂さん自身が第二期に入ったと。だから「オー!ファーザー」は第一期伊坂幸太郎の最後の作品にあたる。


 「重力ピエロ」には「ジョーダンバット」が出てきたけど今作でもジョーダンの話が、伊坂さんはマイケル・ジョーダン好きなのかな。この作品はたぶん映画化したら四人の親父のキャスティング次第ではかなり見応えがあると思う。竹野内豊堺雅人田辺誠一辺りが出るといいんじゃないかな。


 朝一で古川日出男著「LOVE」の文庫も買いに行ってたんだが、あとがきを読むと「LOVE」と四月に出るある意味では続編みたいな、同じ登場人物が出てくる新刊「MUSIC」、そして以前に出ていた「ゴッドスター」は連なる作品の系譜にあるみたい。なんとなく舞台が関連しているからかな。「LOVE」「サウンドトラック」は今では書けない作品だそうだ、あの時じゃないと書けなかったからこの二作品は別格のものらしい。


 この文庫はハードカバー版を出した後に書いた「タワー/タワーズ」を追加している完全版としての「LOVE」みたい。百ページぐらい読んだけど内容を思い出したし、また新しい発見というか感触がある。


NUMBER GIRL - OMOIDE IN MY HEAD


 昨日はけっこうTwitterでつぶやいてたなあ。


古川日出男著「LOVE」の文庫の発売日。今年はあと「ハル、ハル、ハル」と「サマーバケーションEP」と確か四冊文庫で出るって古川さんが言ってたからあと一冊は「ロックンロール七部作」か「ゴッドスター」のどっちか。/黒幕に甥っ子のイメージが沸かないが、純粋な文化系男子に育ってほしいね。/もう「1Q84」BOOK3まで一ヶ月切ってるんだっけな?/甥っ子が「アキバ」に憧れてるみたいですよ。/そういえば最近の「Life」では佐々木敦氏がもはやゲストみたいな割合で出てるなあ。仲俣さんと佐々木さんで文芸批評してほしいな、来月は「1Q84」出るし、このところ、桐野さんや阿部さん古川さんの新刊出てるし。/息抜きの散歩がてら「LOVE」を買いに行こう。/電子書籍で小説を出すと文庫という概念はなくなるのかな。/オザケンって165センチぐらいのイメージだよ。/安藤政信さんぐらいか。/國母表紙かあ〜。/江戸時代に開拓された地域を舞台にした小説「LOVE」。土地は広がり新しい概念が生まれて、明治以降に入ってきた概念「LOVE」。海を侵食しながら肥大化する物語が「LOVE」、古川さんの物語は川から海へ連なる冒険譚。/黒幕がメイドカフェで萌え萌えジャンケンをしてる映像が浮かんでしまったよ。/童顔で背が高いとアンバランスで気持ち悪いからだろうね。岡村さんやcharlieが背が高かったらたぶん気持ち悪い。/宮崎あおいに蒼井ゆうとかね。 /おでんが熱くないと言ってしまっていいのか、欽ちゃんの番組。/欽ちゃんの番組はリアルタイムで見たことないし、「ひょうきん」「ドリフ」も見た記憶ない。きちんとお笑い見始めたの小学低学年の「生だら」「みなさんのおかげ」のとんねるずからだからなあ。なんかこの番組歴書みたいな感じだな。/加藤夏希の声にゴージャス国分って、「MORE」のCM悪ノリだな。/プロを出せという人こそ、テレビの素人だ。by萩本欽一/しかし、「悪いのは萩本欽一である」は是枝さんの演出構成でかなり面白い作り方のドキュメンタリーちっくになってるな。「めちゃイケ」の岡村さんが以前に放送倫理に対しての番組とは違うベクトルだけど。フジはバラエティに誇りを持ってるのは伝わる。/見たいですね、その流れだと最後はダウンタウン版かな。/明日は目黒川に花見散歩しにしこうっと。晴れるといいんだけどなあ。/オザケンのライブ行くまでには読んでみよう、『さらば雑司ヶ谷』を。/伊坂幸太郎著「オー!ファーザー」は由起夫と母と、父四人の話。四人の個性の違う父親とかの設定が映像化したら誰だろうなって思いながら読む。竹野内豊田辺誠一堺雅人さん辺りが一人は演じそうな気がするよ。/というか明日の12時ぐらいに彼女と散歩花見行くから顔出すよ〜。目黒川行ったら連絡するあるよ〜。/こないだ下北で行なった「路字」のイベントの記事が載ってます〜。フリーペーパー「路字」最新号は曽我部恵一さんの歌−ウェブでも公開へ http://bit.ly/9lTP0b/次号のスヌーザーにはアジカンのアルバムのことが載るんですか?/聖闘士星矢でいうと僕の星座は牡羊座のムウか、師匠は前教皇だし、物語では重要なゴールドセイントだよなあ。地味に強いし。/息抜きに読んだ伊坂幸太郎著「オー!ファーザー」読了。伏線をきちんと最後に回収して丸く収めるのはさすが伊坂さん。でも富田林の息子の名前を語ってゆすってたやつは未回収だったなあ。あとはけっこうご都合主義的な部分もあるけど「ゴールデンスランバー」よりはご都合主義多くはないかな。/古川日出男著「LOVE」の文庫あとがき読むと「LOVE」「MUSIC」の流れに「ゴッドスター」も含まれるらしい。古川さんからすると「LOVE」「サウンドトラック」は今では絶対に書けない作品なんだって。だから別格らしい。/この流れだと「ゴッドスター」が新潮文庫で今年辺り出て「LOVE」「MUSIC」「ゴッドスター」の江戸以降に埋め立てられた東京の土地を舞台にした作品が新潮から出るって感じかもなあ。/


 こうやって並べるとなんだか文章的に変だな。

オー!ファーザー

オー!ファーザー

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

LOVE (新潮文庫)

LOVE (新潮文庫)

ゴッドスター

ゴッドスター

OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~

OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~