Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「凍りのくじら」

ザ・ストロークスのフロント・マン、ジュリアン・カサブランカス緊急来日決定http://www.creativeman.co.jp/artist/2009/08julian/


 ↑深夜の休憩中にmixiストロークスコミュで知ったんだが、あと半月って無理だよ。ZAZEN BOYS×凛として時雨のリキッド5thとかぶってるし。秋にソロアルバム出すのに来日ライブってことは初お披露目な曲とストロークスの曲もやんのか?


  NME.COMより
 ザ・ストロークスのジュリアン・カサブランカスが、この秋リリースされるソロ・アルバム『フレイゼズ・フォア・ザ・ヤング』はクラシック音楽に影響を受けていると語っている。
 「現代の音楽のキャッチーさも捉えようとはしているんだけど、それと同時にクラシック音楽だとか、古い音楽の持つパワーや重々しさも取り入れているよ。このアルバムの目標は、人に活力を与えることなんだ。それがアートの役目だと思うし」


 来日ってmixiで見たので深夜はストロークス1stをかけて聴いていた。初めて聴いたというかサマソニで観た時は、「HARD TO EXPLAIN」歌ってるのを聴いてラップだと思った。
 T-シャツがゴーストバスターズだった記憶はあるが。なんか早口だったしなあ、よく考えればあの時ストロークスの次が大トリでレディヘッドってのは豪華だったなあ、初めて「Creep」聴けたし、好きでもないけど始まった時には大声出して歓声あげたなあ、あの頃封印みたいにしてなかったって聴いてたし。前日のトリのブラーは寝ながら聴いてたけど。


The Strokes - Hard To Explain (Live At Eurockeennes)


 あの時のサマソニで観たんだっけな、キングスオブレオン。友人の話だと本国アメリカでは中々ブレイクせずに先にヨーロッパというかイギリスでブレイクしたらしい、今は本国でもブレイクしてフェスとかもトリらしいけど。あいつらのワンマンのその頃に観た以来だなあ、日本人の女はイエローキャブだみたいな歌詞をセカンドなんかで書いてたんだっけな、まあ来日の時に本気で数人は食ったっぽいよなあ、超肉食系だもんな、あいつら。


Kings of Leon - Fans (Live @ Reading)


 ストロークスリバティーンズというアメリカとイギリスから出たゼロ年代初頭に世界中でロックンロールを復権する福音を鳴らした2バンドによって若手バンドが特にUKから溢れ出して二十歳もならずに世に出たバンドたちが一斉に世界中で売れていった。最たる者はアアークティックモンキーズ、まあ今となっては彼らが新世代バンドの代表株だけど。


 ここ最近はあまりにもUKロック勢が台頭しすぎたのか、まあ時代というものはいやでも流れていく。今はUSインディー系バンドが世界中で猛攻撃を仕掛けている。前に観たDeerhunterなんかが。まあ、アメリカとイギリスのロックシーンが交互に世界のロックシーンを引っ張っていく構図はずっと変わらないのだろうけど。

Deerhunter - Nothing Ever Happened


FACTOTUM(Deerhunterライブのブログ)
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20090605


 カート・コバーンが銃で頭をぶち抜くしかなかった1994年にオアシスがデビューしたように交互に政権を支配する。今のオアシスはやっぱり名曲「Champagne Supernova」状態だとは思うんだが。この曲が一番の名曲だと僕は思うが。


OASIS-Champagne Supernova


 と言えどもまあレディオヘッドがずっと政権を維持し続けているとも言えるんだが、来たら一万のチケ代であろうが行くわけだし、しかもソッコーで売り切れるわけだし。まあ、最終日のフォーラムで最後がファーストの「Blow Out」だったのはびっくりしたけど、だってほぼ忘れてたし。


異なる創造は組織を破壊し、新たな感覚を再生する。
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081005


radiohead@国際フォーラム 10/08
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081009


 で、イギリスのバンドだとやっぱりレディオヘッドが好きなバンドなんだけど、アメリカだと結局再結成したけどドラマーのジミーもいなくなってしまって結局オリジナルメンバーがビリー・コーガンだけになってしまったスマッシングパンプキンズが好きで、来日ライブしてほしいんだけど、でもオリジナルメンバー一人って。


 解散してすぐ作ってダメになったズワンやその後にソロでアルバム出して来日した時ともはや同じ、まあビリー・コーガン自身がスマパンなんだが。でもなあ、こんだけ人が離れていくのを見るとやっぱりこの天才は人格に難があるんだろうなあ〜。でも、スマパンが一番好きなバンドなんだよなあ。一回しか観た事ないけど、その時曲しらなかったけど。


The Smashing Pumpkins - Try, Try, Try


 ↑衝撃的すぎるPV。


 買ったけど読んでなかった辻村深月「凍りのくじら」を読み始める。この人メフィスト賞受賞してデビューしたってのもあんだろうけどこの賞受賞した作家ってミステリーを書く人が多いから長いんだよね、文庫だけど550ページあるし。


 この賞を受賞した有名どころは森博嗣清涼院流水新堂冬樹舞城王太郎佐藤友哉西尾維新など。皆さん文庫化すると分厚いですね。僕は森さんはわりと好きな方かな、清涼院さんも昔トップランドシリーズ読んでた。佐藤友哉は「鏡家シリーズ」を文庫で出たら読む感じで、西尾維新は「戯言シリーズ」を途中で諦めた。


 で、この辻村さんって「野性時代」で特集されててわたしを作ったものに「エヴァ」とかスマパンの「Siamese Dream」とか世代がほぼ同じなんで僕も影響を受けたものが並んでたんだけど一位が藤子・F・不二雄ドラえもん」だった。僕はマンガでもアニメでも真剣に読んだり見たりしていない。僕はどちらかと言えば「あだち充原理主義者だ。


 この「凍りのくじら」の各章のタイトルは「ドラえもん」の道具になっていて一章からだと「どこでもドア」「カワイソウメダル」「もしもボックス」「いやなことヒューズ」「先取り約束」「ムードもりあげ楽団」「ツーカー錠」「タイムカプセル」「どくさいスイッチ」「四次元ポケット」と書き出してみたが知ってるのが「どこでもドア」と「四次元ポケット」だけだった。


 明日は「色即ぜねれいしょん」観て明後日は「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」観てとなんだか偏ってるような、寝れないからこんなことを終戦記念日に書いてる僕はやっぱり幸せなんだろうな。


 本物の戦争はとりあえずないけど、ないことになってるけども。僕らはやっぱり毎日この平坦な戦場で生き抜いていかないといかない。僕らが自分の好きなものを楽しめるのは世界がとりあえずは平和だってことになってるから。


小沢健二「戦場のボーイズライフ」

イズ・ディス・イット

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モーニング・グローリー

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パブロ・ハニー(スペシャル・エディション)(完全初回限定盤)(DVD付)

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メアリー・スター・オブ・ザ・シー

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凍りのくじら (講談社文庫)

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