「トーマの心臓」 - Spiral Fiction Note’s diary

　RIJがあと一日なんだがまったく心が躍らない。年を取ったからかマンネリ化してるからなのか、うーむ〜、最後にウルフルズを観るかどうかは気分次第なんだよなあ、ACIDMAN観て帰る方が混まないしなあ。で、3日目のグラスの最初の発表されてなかったアーティストはこの間インタビューでうっかり自分でバラしてしまっていた矢沢永吉氏でした。永ちゃんの次がマキシアムだし、どういう雰囲気だ。

　ここまで発表を伸ばしたのは完全に熱狂的なファンが押し寄せるのを防ぐための措置としか考えられない、まあファンの人たちの年期がふつうのアーティストと比べ物にならないからなあ。　
http://www.rijfes.co.jp/index.html

　深夜の本屋で森博嗣新作が置かれていて、観ると真っ白な背景に銀色で書かれたキャラクターのハードカバー。タイトルは「トーマの心臓」。その名前は聞いた事があって、原作は萩尾望都。萩尾望都作品「トーマの心臓」を森博嗣が小説化したものらしい。

　萩尾望都という名前は大塚英志関連の書籍で何度も見た名前だった。「24年組」と呼ばれる中の一人だ。それは昭和24年（1949年）頃の生まれで、1970年代に少女漫画の革新を担った女性漫画家達の一群を指す。「花の24年組」とも呼ばれる。年齢や作風において彼女らの後輩に当たる女性漫画家達は「ポスト24年組」と呼ばれている。とのこと。

　「24年組」青池保子、池田理代子、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、木原敏江、山岸凉子、樹村みのり、ささやななえこ、山田ミネコ、増山法恵とあって、僕が知っているのは萩尾望都、大島弓子、山岸凉子ぐらい、

　実際に読んだ事があるのは山岸凉子「日出処の天子」ぐらい。これはドラッグストアでバイトしてた時に僕の文化系男子資質を読み取った薬剤師の女の社員さんが絶対に面白いと貸してくれて読んだ、実際に面白かったし展開とか素晴らしかった。凄く簡潔に言えば聖徳太子が天才で超能力者で同性愛者っていう物語なんだけど。

　1970年代初頭に、新しい感覚を持った女性漫画家達が次々と現れ、SFやファンタジー的要素や、同性愛の概念を導入したり、画面構成の複雑化を図るなどの技法を用いるなど、当時の少女漫画界の常識を覆していったのが「24年組」らしく、もろにその系統にあった作品でした。

　萩尾さんの大ファンだった森さんの手によっての小説化らしいので期待。森さんの作品はスカイ・クロラシリーズぐらいしか手を出してないけど好きな文体だから、このシリーズ用の文体だけども。森さん自ら「作家·森博嗣が創作者として崇拝する唯一の存在」と認めるほどの大の萩尾望都ファン。萩尾作品に出合わなかったら創作はしていないと話しているらしい、逆に一番難しいことに手を出した感じもしなくはない。

「文化系トークラジオ Life」「バンドやろうぜ！」Part2配信
http://www.tbsradio.jp/life/2009/07/2009726part2.html

　まあ、好きな系統はロキノン系なバンドが多いんですが。よく考えるとですね、僕がライブに本格的に行きだしたのが専門卒業後ぐらいのくるりの武道館ライブぐらいで22歳ぐらいなんです、それまでは洋楽ロックバンドのライブに友達に誘ってもらって行ってたんでロキノン系聴いてはいたけどライブにはほぼ行ってなかった。

　22ぐらいでJAPANとかもわりと読み始めたりみたいな感じで、年齢的にいうと高校生や大学生ぐらいの五つぐらい年が違う子と22歳で同じようなバンドを聴き始めたり興味持ち始めたのでズレてるんだよなあってこの間ミッシェルを高校とかで好きだった彼女と話してて気づいた。高校のときミッシェル知らなかったし、周りに聴いてそうなやついなかったし、ロキノン系好きでハマってたやついなかった。

　くるりとか普通に東京来てから聴き始めたし、ナンバもスーパーカーも解散後に聴き始めたしなあ。だからまるっきり同じ年ぐらいでロキノン系にハマった連中よりもだいぶズレてる、五年ぐらい。アジカンをファーストアルバム出たぐらいから追いかけたというか聴いてたのはちょうどその頃に出たからなんだな、たぶん。

　↑でこのPart2でリクエストされた曲がSyrup16g「さくら」だったんだけど、人生で解散ライブってのを今の所観た事あるバンドって彼らだけで、毎回ライブに行ってたわけじゃないけど大好きなバンドだった。ビリー・コーガンのソロライブの前座の時も観れてすごく嬉しかったのを覚えてる。「笑ってんじゃねえぞ」ってライブ中に言った五十嵐さんは印象的だったな、ビリーファンばっかりの完全なアウェイだったけど。

Syrup16g「さくら」