The Vinesのニューアルバムの「Melodia」の輸入版をようやく買って聴いた。
ザ・ヴァインズ (The Vines) はオーストラリア・シドニー出身のロックバンド。ガレージロック・リバイバルのバンドとして考えられる事が多い。1991年にアルバイト先(マクドナルドのハンバーガーショップ)で出会った友人同士が集まり結成。
デビュー当初は本国ですら無名の存在であったが、2001年にイギリスで限定EPを発表し絶賛を受け、その後アメリカでメジャー契約を結び、翌年2002年に1stアルバム「Highly Evolved」を発売した。
荒々しいギター・サウンドにボーカルが絶叫する曲もあれば、1960年代のサイケデリックな雰囲気を漂わせるアコースティックな曲もあることから、しばしメディアからは「ビートルズに出会ったニルヴァーナ」と称される。
ボーカルのクレイブ(ザ・ヴァインズのフロントマン兼ソングライター、アスペルガー症候群の当事者。大好物はマクドナルド。)が日本のライブで暴言を吐いたこともあった。
来日時の暴言:2004年、待望の初来日公演時に「fuckin hate japan」「fuck you all」などの暴言を並べ、その意味をわからない日本人客が歓声や拍手を繰り返すと、さらに「you silly guys」と観客を罵った。(これに対し日本人女性が「クソはアンタのほうよ」と英語で応酬)この公演は来日キャンセルを続けてきた彼らの初公演であり、インターネットオークションなどで定価の10-20倍の値段で取引されたプレミアチケットであったのだが、その内容は散々であったようだ。
クレイグは2004年からツアーの中止などが続き、暴力など奇行が目立つようになっていた。後にザ・ヴァインズのドラマーのハーミッシュ・ロッサーがこの来日を、「どん底だったのは日本へ行ったときだろうな。関係者みんなにとって惨めなものだった。とくに日本人は世界で最も礼儀正しく親切で、熱狂的で、他のバンドは(日本で)楽しい時間を過ごしてるってことを考えるとね」と語っている。(ウィキペディアより参照)
「ビートルズに出会ったニルヴァーナ」と言われるように荒々しく、語るような静かなサイケデリックな曲の揺れ幅があり感情豊かなバンドでありカッコイイ。その問題が起きた来日ライブに行っていなくフジロック08にて二度目の来日ライブ、単独公演をしてほしい。
クレイブというアーティストの本領はここからなのだろう、一度浮上し、落下していき復活したバンドの強さをここから見せて欲しい。
The Vines - Get Out on Channel V 2008 :
The Vines - Autumn Shade III
THE VINES: He's A Rocker
- アーティスト: The Vines
- 出版社/メーカー: Ivy League
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: CD
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