Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『紫煙』


 坐・高円寺で談笑の弟子SP!を。元弟子な笑笑さんって狩野英孝さんみたいはいじられキャラになればいいのかも、と。吉笑さんの落語はレイヤーがいくつもあって、すげえ面白かった。
 開口一番は三番弟子、笑笑さんが三番弟子だったけど廃業したから本当は四番弟子だけど、今は三番目なのかしら、笑坊さん。人前で話すというのはやはりひたすら回数をこなすしかないのだと思った。セリフの言い方とか詰まったりとか体の動きとか、吉笑さんや笑二の落語を見てるとやはり安定感がある。こういう機会でどんどん経験を増やしていくんだろうな、と思う。
 談笑師匠の毎月やってる独演会もまた行きたいなあと思った。吉笑さんは『現在落語論』の出版に伴うプロモーション活動でとても忙しいみたいだ。注目を浴びているというのは大変なのだろうけど次の段階に突入しているんだろうな。



紫煙
ふらりとする
暗がりの中でまっすぎな眼
知っている色が
懐かしくて新鮮だった
なにかが変わったのか
変わらないままに
星の下で紫煙を吐いている
その匂いと声色と冬の一日