Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『ロスト・リバー』


監督/ライアン・ゴズリング
出演/イアン・デ・カーステッカー(ボーンズ)、シアーシャ・ローナン(ラット)、クリスティーナ・ヘンドリックス(ビリー)、マット・スミス(ブリー)、エバ・メンデス(キャット)ほか







「ドライヴ」「ブルーバレンタイン」など個性的な映画作家の作品で活躍する俳優ライアン・ゴズリングが初監督を務めたミステリアスなドラマ。経済が破綻し、ほとんどの住人がいなくなった街ロスト・リバーでクズ鉄集めをしながら生活しているボーンズは、街にまつわるある噂を耳にする。それは、貯水池を作るために街の一部を水の中に沈めたこと、そしてその貯水池にある物が沈んでしまったため、街に呪いがかけられ衰退したというものだった。ボーンズは噂の真偽を確かめるため街を探索するが、それを快く思わないギャングに目を付けられ……。主人公ボーンズを演じるのは、テレビシリーズ「エージェント・オブ・シールド」に出演するイアン・デ・カーステッカー。ボーンズの隣家の少女ラット役にシアーシャ・ローナン。(映画.comより)


 観た感想はめっちゃレフンの『オンリー・ゴッド』に近いというのとスティーヴ・エリクソンの小説を映像化したらこんな感じかなっていう。『アムニジアスコープ』とかの世界とか極彩色な背景とかおっさんが歌って踊るとか『オンリー・ゴッド』臭がするし家が燃えるとか海底に沈んでいるものとかはエリクソン感がした。だけど観ていて今考えていたやつのヒントがいっぱいあったので諸々参考にするかもしれないというかそうなるとエリクソンみたいな世界じゃねえかと思った。



 神楽坂のlakaguで古川日出男×江國香織「「源氏」を読む、「源氏」を書く」のトークイベントに行く。

 古川日出男さんと江國香織さんのトークイベントを神楽坂のlakaguにて。新刊『女たち三百人の裏切りの書』にサインしていただく。帯は拡げると巻物風になるよ。
 古川さんと江國さんのラカグでのトークイベントでのお二人の共感覚じゃないけど作家としての資質とか源氏物語とかに対しての考え方が近くてすごくいい組み合わせだった。
江國さんが話してるとこ初めて見たけどかわいらしい方だけど芯がしっかりあるようなその軸は見せないけど縦横無尽な自由さがある感覚の方なのかなと思った。
 作家とは性質としか言いようのないものだという話とカタというものについての話で締めくくり。
 古川さんって同世代とかの男性作家(例えば阿部和重さんとか)とかと並列に語るよりも江國さんとか川上弘美さんと一緒に論じるというかゼロ年代以降の小説を語るならば性質の近しい女性作家と論じたほうが実はしっくりくるのかもしれないなと思った。


Kimonos - Soundtrack To Murder

 ラカグで古川さんと江國さんのトークイベントに、古川さんにサインしてもらった後に古川さんが僕の着ているTシャツ見て「それkimonosじゃん!」が今日のハイライトでしたねw

ドライヴ [Blu-ray]

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オンリー・ゴッド スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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アムニジアスコープ

アムニジアスコープ

女たち三百人の裏切りの書

女たち三百人の裏切りの書

ヤモリ、カエル、シジミチョウ

ヤモリ、カエル、シジミチョウ

Kimonos

Kimonos