約4時間の“園ワールド”に社会学者が鋭く切り込む【東京フィルメックス】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081201-00000006-pia-ent
土曜日に朝日ホールで観た園子温監督「愛のむきだし」の上映前にあった園子温×宮台真司トークイベントのことがヤフーニュースに載っていた。(http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081130)
あのトークはもっと聞きたかった、もっと聞ければもっと「愛のむきだし」について園さんの本音が聞けたと思うけど。でも、作品を観て感じれることが映画には全てだけど、ああまた観たい。でも観れるのは来年の一月の末以降。
スティーブ・エリクソン「アムニジアスコープ」を読み始める。深夜のバイトの休憩中にツタヤの本屋で古川日出男「沈黙/アビニシアン」を購入、これを読めば刊行されている古川さんの作品は「ウィザードリィ外伝? 砂の王」というやつ以外は読破っぽい。
仲俣暁生さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/solar/20081130)でメガノベルについてそれを沼野充義氏という人が時評に「必要もなくだらだら長い」と書いた事に言及をしていて、僕が読んだのは「聖家族」だけなのだけど、確かに「長い作品を書かせてもらえるところまで実力で這い上がってきた人たちだし、そうした実力ある作家が揃いも揃って超大作を発表したことには、やはりなんらかの意味があるはずだ。」という意見はそうだと思う。
同時多発的にメガノベルを実力のある作家の人たちが同年に出版したということに意味はあると思うし、ここからまた変化があるように思う、作家の人たちの中の無意識レベルで通じている? 本屋で新刊を見るのが好きだけど太い小説が増えているとこの一年思ったし。
きっと作家の人たちは長編を書きたいはずだし、読者だって長くても最後まで読み応えのある作品だったら読むし、読んだ後の物語を読み終わった気持ちって読書をする(物語を読む)最高に至福の時だし。僕の中では長編って何か神話的な気がしてる。現在の作家による現代の神話という気がして読むとワクワクして世界の色が変わる。
僕は元々短編が好きだったし、レイモンド・カーヴァーやチャールズ・ブコウスキーなんか短編として最高にカッコいい。でも最近は長編も好きになってきた。
仲俣さんがブログに書いていた「われらが歌う時」も読みたいし、古川さんが影響を受けているガブリエル ガルシア=マルケスの「百年の孤独」も読みたい。でも今月は自分のことで精一杯なので来月、もう来年なのか、自分のやるべきことを終えたらメガノベルをたくさん読もうと考えている。
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百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
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