Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『新宿スワン』

 やっぱり公開日初日に観に行こうと思ってさっきチケット取った。今日から園さん監督作品連続公開が始まる。
 『ラブ&ピース』は人形遣いヘルプで行ったし、『リアル鬼ごっこ』はノベライズだけどこの『新宿スワン』だけは一切なんにも関わってないし映像すら観る機会がなかったので楽しみだが、脚本が園さんじゃない、編集権も園さんではない辺りがどう出るか、雇われ仕事で園さんがどこまで園さんの色を出しているのかが見所。


映画『新宿スワン』本予告 2015年5月30日公開




 『新宿スワン』鑑賞。地方の大都市に置き換え可能になった「新宿」、郊外しかなくなったファスト風土化したゼロ年代以降の日本。そういう意味でマジョリティに向けられた映画、園さんが雇われとしてそこを意識した作品。ヒットするんじゃないかな。でも、僕は園さんの『ラブ&ピース』を推すよ、あれは園さんそのものだから。







ヤングマガジン」連載の和久井健による人気コミック「新宿スワン 歌舞伎町サバイバルバトル」を、「ヒミズ」「地獄でなぜ悪い」の鬼才・園子温監督が実写映画化。「そこのみにて光輝く」の綾野剛を主演に、山田孝之沢尻エリカ伊勢谷友介ら豪華キャストが共演し、新宿歌舞伎町で繰り広げられるスカウトマンたちの苛烈な争いを描いた。一文無しであてもなく歌舞伎町を彷徨っていた白鳥龍彦は、スカウト会社「バースト」幹部で謎に満ちた一流スカウトマンの真虎に助けられ、スカウトマンとしての道を歩み始める。裏社会に足を踏み入れた龍彦は、危険な思惑が交錯する世界を縦横無尽に駆け抜けていく。プロデューサーに「クローズ」シリーズを手がけた山本又一朗、脚本に人気放送作家鈴木おさむ。(映画.comより)



 丸高愛実のおっぱいを鷲掴みにしていた深水元基さんがいい味出してた。深水さんと真野さんが近年の園子温監督作品に出ている割合の高さ! たぶん深水さんカメオ出演含めて一番出てるんじゃないかなと思う。
 綾野剛のコミカルな感じ、観てないけどこの映画の作風自体はクローズzeroとかの感じなのかなと思った。プロデューサーが一緒だし編集もいつも園さんの作品の編集している方ではないのでそっち寄りになっているのだろう。まあ、続編とかは興行収入次第で作るだろうけど次作になったら園さんやらないんだろうなって気はする。
 来月の『ラブ&ピース』が早くでかいスクリーンで観たい。

ラブ&ピース

ラブ&ピース