ブルータスで樋口さんの新連載『ドルフィン・ソングを救え!』始まった。『愛される資格』単行本出たあとだしいいタイミング。
担当さんはメルマ旬報の『ひぐたけ腹黒日記』出されるんだろうなあw フリッパーズギターをモチーフにしてる? いつもの流れだと復活とかしちゃったりするかもね。ねえとは思うが。
しかし、冒頭に出てくるマンガは僕が貸したやつやん!
山戸結希監督『おとぎ話みたい』レイトショーをば。トークゲストは山下敦弘監督。時間ありすぎるので献血タイム〜と思って紀伊國屋書店本店横のビルの献血ルーム行ったら終了していた。
始まるまでロビーでヒグタケさんの『愛される資格』第三部を。読み終わって入ろうとしたらダイノジ大谷さんいらしたのでご挨拶をさせてもらった。
樋口さんの作品の中でも僕が好きな部分と嫌いな部分が混ざりあっているけど伝わるというか届くものがあって何度も読み返すと思う作品。連載で書かれなかった第三部を読むと父になれない問題を書き続けた村上春樹作品(第三部で春樹の名前も出てくるが)を読んできた樋口さんだしそうなるわなと納得な部分が多々ある。渡辺淳一オマージュはあるとしても師匠の白石さん文体や雰囲気をどことなく感じるから余計に。父というもの、子供(男)が大人になるというのを樋口さんが様々な体験を得て書いているのが伝わってくる。どこからどこまでが体験なのか見聞きしたことなのか想像なのかわからないけどさ、兼吾が樋口さんに思えてくるからもうメタフィクションみたいに勝手に感じるよね。
監督/山戸結希
出演/趣里、岡部尚、有馬和樹、牛尾健太、風間洋隆ほか
気鋭の監督とアーティストがコラボレーションした作品を集め、観客や審査員によって賞を授与する「MOOSIC LAB 2013」に向けて製作・上映され、グランプリ、最優秀女優賞、ベストミュージシャン賞を受賞した青春劇。12年、大学在学中に発表した処女作「あの娘が海辺で踊ってる」で一躍注目を浴び、14年には初の商業作品となる「5つ数えれば君の夢」も手がけた新星・山戸結希が、大学時代に最後に監督した作品で、4人組ロックバンド「おとぎ話」が出演と音楽を担当。田舎に暮らす高校3年生の少女しほのひと冬の初恋を描いた。14年12月に単独での劇場公開にあたり、「MOOSIC LAB 2013」で上映されたものに再編集を施し、音響も5.1chにバージョンアップした。(映画.comより)
山戸さんの『五つ数えれば君の夢』同様に詩的な台詞とダンスの躍動感、なんか不思議だけど重力から解き放たれる瞬間的永遠。
山戸さんは前にインタビューで岩井俊二作品に影響受けてると言われてたけど、その要素は伝わるけど少し違う部分は半歩ズレてるような浮遊感とかキチガイになりたいとすら思うけど冷静さがあるキチガイ感は不思議なのに鋭く観た人を射止めていく。やっぱり掴めない感覚があるからまた観たくなる。
『おとぎ話みたい』の先生の出戻り文化人は去年オンサンデーズで西島大介×山戸結希トークで西島さんが演技でやってたやつじゃんってw 西島さんは映画に呼ばれてると言ってたけどマジで『世界の終わりのいずこねこ』やったしなあ。
BRUTUS (ブルータス) 2015年 1/15号 [雑誌]
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