トム・ジョーンズ著『拳闘士の休息』を読み終わった。収録されていた中でも『蚊』がいちばん好きな短編だった。切れ味というか語り口調、物事の見方や世界をどうとらえているかカーヴァー好きな間違いなくオススメできるし、ブコウスキー好きにも。どこかこわれた登場人物たちは愛おしくはないが他人ではない、そんな感じ。
このヒリヒリとするリアリティというか人間の生きづらさとかどうにもならないものに対しての視線だとかはアメリカの短編小説にはエッジが効いているものがあってそれらは読んでしまうと知らない間に自分も傷ついているような、でもその痛みもこの世界にいる現実であり物語はやはり世界を理解するモデルなのだと思う。
そういう短編は訳者の人の言葉選びとかセンスが多分すぎるほどに大事なので訳者がトランスレーションする間に損なわれてしまうもの付け足されるものがあまりにもデカい。この岸田さんの訳はすごく良かった。
読み終わったから同じくトム・ジョーンズ著・舞城王太郎訳『コールド・スナップ』にいける。
くるり&フルカワミキ - ばらの花
中野サンプラザのライブ取れてたぜ〜。楽しみ、ひさしぶりのくるり。
塚越さん主催のLife外伝「僕は何故『嫌われる勇気』が好きなのか」のために買ったら帯が伊坂幸太郎さんだったのでその辺絡めてメールしよう、つまらなかったら塚越さん殴りにいこう。
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