Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

GIANT KILLING

 GIANT KILLINGの8巻を読む、サッカー漫画だけど主人公自体はチームの監督。面白いのだけど一巻で一試合が終わらないのでどんだけ巻数が伸びるのだろうか、面白いからいいんだけど。どう人を動かすかとかどう人に伝えてその人の魅力や実力を出させるかが指導者や上に立つ人の能力の見せ場なんだろう。


 と言っても結局はその指導者や上の立場の人に魅力や確固たる信念がなければ下の人には伝わらないのかもしれない。年功序列のダメな所って適材適所ではなくて、年齢が上だから上の役職につくとかつきやすいってのが問題なのかな。人に何かをさせる人が上手い人間の方がいい、そこで体育会系の年功序列を信仰する人には年下からの要求に従えないと言うプライドとかもあってうまくいかないのかなあ。


 年齢が上の人を敬うのは関係の円滑には必要だし、ある程度はあった方がいい。でも今さっき見ていた「ガキ使い」の「力を合わせまっしょい」とかグループを作って(「ガキ使」チームと「元天素」チーム)やる対決を見るとお笑い芸人の人はそれがきっちりとできている。


 お笑い芸人は各自のポジションやキャラクターがあって、ネタをするのにもネタフリがあり、そのコンビネーションが日頃から出来ているから本番でもできる。先輩、後輩が互いを認めながらもボケればしっかりとツッコむというお笑いの方程式を確立することに全身全霊を込める。それができなればお互いが活きないから。


 一緒に借りていた少女漫画「君に届け」8巻も読み終わる。基本的には超少女漫画的な展開で好き同士なのだけどそれを伝えられないという不器用さがあって、やきもきする。
 この王道的なストーリーはきっと同年代の高校生やその下の子達やそれを過ぎ去ってしまった人にも共有できるものなんだろう。過ぎ去った人にはノスタルジーとして。


 映画化しそうというかどこかでそういう話は水面下で動いていそう、主人公の爽子は栗山千明が適役だろうけど。栗山千明のデビュー作である「死国」ぐらいの頃がぴったりかな。


 でもこの漫画を読む度に思うのは、爽子みたいなクラスからも浮いていた女の子が次第に溶けこんでいって好きな男の子との距離が縮まるけど、また離れてみたいなのを自分のことのように、あるいはそうなれたらいいなと読んで思っている女の子に必要なのは爽子にできたあやねやちづのような友人なんだろう。
 こんな友達できたらいいなと思って読んでる子も多いそうだ。


GIANT KILLING(8) (モーニング KC)

GIANT KILLING(8) (モーニング KC)

君に届け 8 (8) (マーガレットコミックス)

君に届け 8 (8) (マーガレットコミックス)



 東京ピストルのサイトを見ていると「マイミクさんに年賀状を送れる、今年からのmixiの新サービスが「mixi年賀状」。そのmixi年賀状のテンプレートデザインを東京ピストルが手がけました。与謝野晶子中島敦萩原朔太郎の3作家のテキストからデザインしています。」とのこと、試しに作成していたら画面が前に進まない。やっぱり数年前のiBook G4は処理能力がダメなのかなあ。来年は買い替えたいというかいい加減に買い替えるつもり、せめてライターの仕事とか書きもので新しいパソコンぐらいの金は稼ごうと思う。という心意気で動かないとたぶんフリーターが半永久的に延長されそうだから。


 師走になって、かなり寒い、指がかさかさになってひび割れ寸前。師走になったので今年の出来事を思い出しているけど、祖父がゴールデンウィークに亡くなって、僕が家では次男で最後に家族に加わった形だから生まれた時からずっとうちの家族は6人だったけど5人になったのは不思議な感覚。
 好きだったSyrup16gも解散したし、最後の武道館はやっぱり葬式だったなあ、バンドの解散ライブは生きながら終わろうとする別れの儀式だった。

静脈

静脈

動脈

動脈

Syrup16g

Syrup16g

the last day of syrup16g [DVD]

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