ロン・カリー・ジュニア著『神は死んだ』を半分ぐらい読んだ。ツイートでこれをオススメしているのが流れて来て気になって概要を見たら、あら、まあ、こういうの大好きだわって思ったので購入したのだった。『神を食べた犬へのインタビュー』という章というか短編があるが本当にそのままで質問する側は「Q」のみで神を食べた犬が言葉というよりはテレパシー的なものでそのインタビュアーに答えているのだが、こういう作品は西洋文化の方が禁忌というか生活の軸でもあったりするから余計に小説のネタとしては知性がないと越えていけないような、書けない話なのかなって思ったり。
家にずっと飾ってある田島昭宇さんの絵をツイートでさっきの『神を食べた犬へのインタビュー』の画像と共にあげたらツイートを見た田島昭宇さんご本人から「おー!いぃーカンジで飾ってくれてるぅ。ありがとう〜。去年Tシャツにも使用したイラスト。」とリプライをしていただいて超嬉しい!!
なぜ田島さんが僕をフォローしてくださったのかは謎なんだが。あと昨日ぐらいに町山智浩さんも僕をフォローしていただいてて、樋口さん界隈とかメルマ旬報界隈にいるからフォローしてくださったのかな、と。町山さんの評で観に行って一番よかったのは『宇宙人ポール』かな、やっぱり。
『神は死んだ』
全米で話題騒然の新人による、異色の連作短篇集
「神がなければすべてが許される」のか? ひねりの効いた語りに、真摯な思いが交錯する。異彩が放つ鮮烈デビュー作!
*「神は死んだ」紛争のさなかのスーダン・ダルフール地方。神は現地のディンカ族の若い女性として姿を現す。米ブッシュ政権のパウエル国務長官は、神と難民キャンプで出会い、自らの過去に対する贖罪を試みる。しかしそこに、武装勢力が迫ってくる……。
*「小春日和」お互いに銃を突きつけ合い、カウントダウンを始める二人の若者が、お互いの脳味噌を吹っ飛ばした。神を失い、すべてを「さっさと終わりに」しようと無軌道に暴走する十人の大学生たち。ささくれ立った語りが疾走する。
*「神を食べた犬へのインタビュー」「神の肉」を食べたために、知性が高度に発達した犬への突撃取材の記録。周囲の人間の思惑に翻弄される犬と仲間たちの流転を通じて、世界に対する悲しみとともに、「人間性」そのものが問われていく。
『大いなる不満』
古代人のミイラに出会った科学者たちの悲喜劇。なぜか毎年繰り返される死者続出のピクニック。数多の美女と一人の醜男が王に仕える奇妙なハーレム。平均寿命1億分の4秒の微小生物に見る叡智。現代アメリカ文学の新潮流をリードする若き鬼才による、苦くも心躍るデビュー短篇集。プッシュカート賞受賞作2篇を含む11篇。
書店でもう一冊気になったのが↑の『大いなる不満』で帯文だったかな、柴田元幸さんが最近の若手作家は少し前まではリアリズム主義だったのにこの作品や最近出ている作家たちは幻想なんかにふいに入っていくみたいなことを(正確に覚えていないが)書かれていてちょっと気になった。前述の『神は死んだ』もそういう種類のものだったから。
- 作者: ロンカリージュニア,藤井光
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- 作者: セスフリード,Seth Fried,藤井光
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多重人格探偵サイコ (20) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 田島昭宇,大塚英志
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