Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『6畳間ソーキュート社会』


私たちのパーソナルでラブリーな生活や思い出は、実は忘れがちな宝石である事。
この何でもない日々は、すぐに永遠へ繋がるという事。
あと何十回かしか迎えられないであろう春夏秋冬の、その先にいる未来をいつも作っていたい。
日本の東京の渋谷のビルの小さな片隅で発表される新作は、どんな時も私から社会へのとっておきのプレゼンテーション。
LOVEは1人では出来ない。だから君に送りたいメッセージ。(現場で)


昨日はトーキョーワンダーサイトにてトーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバルVol.8 TEFパフォーマンス<推奨プログラム>快快(faifai)『6畳間ソーキュート社会』を友人と観賞。



↑会場の雰囲気はこんな感じで仮設で作られた少し高い場所から舞台の六畳間を観る感じ。
メンバーが減って新体制になってから僕は初めて観る快快の舞台&パフォーマンスだった。
物語の序盤ではiPhoneの画面が六畳間に置かれたベッドに写し出されiPhoneを使った遊びのようなやりとりがあって、待ち合わせにiPhone忘れたら謎の外タレがいて検索したくてもできないし写真も撮れないしみたいな件をやってるw 昨日は実際に渋谷のスクランブル交差点にKISSのメンバーが現れたらしいので現実とリンクしてしまうというのも後追いで考えても面白いし今のスマフォが普及した世界ではそれは起きうる出来事なんだなって新たに思ったり。


iPhoneのSiriとの会話というかやりとりが実は大きな物語≒未来への話に繋がっていく。もう一つは未来を感じさせる人間の誕生とそれが同時にある。今回は未来に大きく展開して六畳間の現実に戻ってくる、現在進行形の日常の先を快快ならではの楽しさとギリギリ感のあるポップさでみせていた。
人数が減った事でできなくなったことを快快のメンバーのみならず、ずっと観てきた人たちも感じるのは仕方ないが今できる事とできなくなった事をこうやってわかることで感覚的に自覚できる事で次に向けてうまく飛躍する種みたいなものがあったと思う。


快快の作品は体感してほしい。次も僕は観にいくんだけど、笑いながら泣いちゃうあの感情を揺さぶるのに残る楽しさは快快なんだよなあ。