Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

Two Door Cinema Club @duo Music EXCHANGE 02/17

 起きて下北沢まで歩いていって賢三さんと待ち合わせして本の交換会を。貸し借りをするだけなんだけど賢三さんにベアボンドでコーヒーを奢ってもらって家で雑談をして僕が前に借りてたのを返して今回貸す分を渡して賢三さんの家にある小説とかから読んでないものを選んでという、今回で三回目ぐらいかなあ、だいたい一回やると数ヶ月ぐらい先になるので。


 で、下北の駅の方まで一緒に歩いている時に話してて賢三さんの同級生に岡崎京子さんがいて僕は岡崎さんのファンだし、下北って地名を知ったのも彼女のマンガだったから。
 それでどういう子だったのをか聞いたら「いっつもムッとしてて笑ったのみた事ないなあ」って、で曽我部恵一さんにも岡崎京子の同級生ってのがわかった時に「最初にそれ言ってよ」って言われたらしい。まあ、同級生だし自分が興味持ってない分野で成功しててもピンと来ないものなんだろうなあ。


 昨日の『ホンマでっか!?TV』で言ってたけど人間て自分が好きなものや興味あることしか聞かないんだって。話してても入ってこないらしい興味ないと、たぶんアンテナが向かなかったり傍受できないみたい。
 道路沿いで車がどんどん通っても会話できるのは車の音を無意識で排除してるから会話ができるらしい、音量で言えば車の方がデカイんだけど実際よりも入らないから小さくなってて興味ある事や好きな事は入りやすいから会話になるって言ってた。


 だからオタクな人はオタクになるのは普通らしい。好きな事しか向かないからねアンテナが。だから説教とかされても入らないよね、普通は。嫌な事だから。入るって事は成長したいとか自分がそれによって何かを得ようと無意識化でしてるって事なんじゃないかな。


 岡崎さんの話してる時にそれを思い出していた。mixiのマイミクもTwitterのフォローも同じで自分が興味ある事や好きな人や面白いと思う人をマイミクにしたりフォローして自分が得たい情報を得ていけばそのジャンルやものや人には詳しくなるから人間の本能をネットが加速してるだけなんだろうなあ。


 など思いつつ歩いて家まで戻ってから今度は手ぶらで渋谷までのんびり歩いていく。道玄坂duo Music EXCHANGEにてTwo Door Cinema Clubのライブに。




 どことなく女性客が多い印象があったなあ。まあ、若い大学生ぐらいで洋楽ロック聴いてる人が前よりは多いとは思えないけど大きなパイが細分化されただけだからいるにはもちろんいて昼間にタワレコでイベントとかあったみたいだし今夜のチケは完売してて譲ってくださいってボード持ってる人もいたからそれなりに人気も出てるみたい。


 暇だったので呟いてた事。


・ライブとセックスin道玄坂。ライブ動員数は増え続けているのに若者のセックスに対する関心は薄れ、嫌悪感すら増してるこの真逆の事は昔から思うが根本は通じてるんだろうな。
・ライブジャンキーはセックスにあんまり関心がないんじゃないかなあ説。
・人は自分に関連する・興味あることしか聞かないし見ない。それ以外は無意識化に遮断したりするらしい。今まで周りで言われていた事や見ていたものが急に入り込んでくる・感じる時には僕らの世界は今までと違うものを受け入れようとし始めようと変化している。
・ライブ始まる前のBGMがダフトのワンモアタイムってなかなか乗りづらいな。LCDのほうがよいと思うんだけどなあ、毎回思うがDUOの柱は邪魔すぎる。


 duoって道玄坂にあるから周りってクラブかラブホばっかりだからそういう事を思ってみたり。CDという物質は売れなくなるのは音はネット上にいくらでも落ちてるし体験としてのライブはCDの売り上げ不振とは反比例で伸びているというのは有名な話で。
 ネットがいろんなものをフリーで手に入れてて情報格差がなくなったら体験というものの身体性で感じれる価値が上がったってわかりやすい構図とかはある。で、若者のセックスに対しての関心や興味は草食系みたいな言葉が流行って定着したように低下してるのはなんか関係あるんじゃないかなって前から思ってた。


 20過ぎてライブに行き始めてかなり頻繁に行ってた頃にライブの方がセックスよりも気持ちよくないかって思う事が多々あって、爆音の中である意味では集団で溶け合いながらでも個々人の輪郭ははっきりしたりってのがセックスなんだけど時間もそれなりに長くて継続するし興奮したりして脳内エンドルフィンとか出まくってると思うからまたその刺激をもとめてライブにって感じでセックス中毒者とライブジャンキーって脳が同じようになってんじゃないかなとか考えてた。


 村上龍『自殺よりはSEX―村上龍の恋愛・女性論』ってのがあって読んでないけども今だったら『自殺よりはSEXよりもLiveもしくは祝祭性の祭り』みたいな事になってんじゃないかな、おそらく、なんとなく、たぶん。


 ライブはすげえ盛り上がってた。僕はわりと後ろで眺めてたけどいい雰囲気だったし前方はかなり飛び跳ねてた。でそういうのを見ると終わりなき日常は耐え切れないならそうやって好きな事で発散してなんとか好きな事をして生き延びていくしかこんな時代やってやれねえよなあと客観的にも思ったりする。


 二階の関係者席にいたわりと美人な外人さん二人と男二人はなんかミュージシャンみたいな感じだったけど来日してるアーティストっぽかったなあ、誰かわからんかったが。


TWO DOOR CINEMA CLUB | THIS IS THE LIFE (LIVE)


TWO DOOR CINEMA CLUB | UNDERCOVER MARTYN


Two Door Cinema Club - Cigarettes in Theatre (Live)


 ドラムがリズム取って腰が浮いたりしながら高い場所からスティックを振り落とすような打ち方のリズムって好きなんだよなあ、ドラム気持ちよかった。


 僕はライブでは基本的には足でドラムのリズムとって頭を揺らして手はポッケにいれている。Dragon Ashとかは違うけども。あとクラップハンズは本当に嫌いというか客観視すら忘れるほどのライブですらもそれをするのに抵抗がある。
 楽しいしそういうのはわかるけどそういうことすらできないぐらいに暴力的な才能を見せ付けて僕らを呆然とさせてくれるほどのものが見たいとも思う。Dragon Ashの時はモッシュ&ダイブありきなんでそれもまた違うベクトルな矛盾もあるんだけども。
 で観てて隣で踊ってる子の胸がポッケにいれている手の二の腕辺りにたまに当たるんだがそれがどうもパット的な感触、なんか入ってる感じ的な何かの存在感ね。 そのパットの詰め物の中身が真心や優しさならいいのにね。まあ、そんなものを女子に求めるのは男子にたくましさやたよりがいを求めるようなないものねだり。とか思って観てたりしてました。


 ライブ中は聴いているけどそれによって入ってくるもので自分の中で物語が始まったり気になったりした事がわりと脳内に浮かんでしまう。楽しんでいるんだけどね、まあ最初の話に繋がったかな、少しは。


 で帰ったらツイッターでニューアルバムが出るといきなり発表されたRadioheadの公式ツイッターでなぜか日本語で、UKだから英語なのが普通なのに「渋谷 ハチ公広場 金曜日 18時59分」と。


 明日なんだ、告知かな、ツアーとかフェス出ますみたいな。とりあえず行ってみる事にした。トムとか来たらネ申ですがまあそれはないだろうしなあ。 ハンティングベアーのぬいぐるみ着たのが来てなんか配るとか、想像するだけでも楽しいけど、日本好きだなあ。


[HD] Radiohead - Everything In Its Right Place (Live @ Saitama - Oct 5, 08 - Tokyo, Japan)

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