Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『さようなら、ギャングたち』

 朝起きて高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』の残りを読んで読了。なんかやっぱり不思議な小説だなあ。 
 最新刊『「悪」と戦う』を読んでからデビュー作の29年前の作品に戻ったことになるがしかしなんだろう、わからないって言えばわからないし、変な小説だしポップな感じも受けるし、なんか面白い小説だったなあ。


 昼間にユーロスペースに行って『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の最終回のチケを買って家でのんびりして夕方過ぎて渋谷へ再度。


 昔只石がPFFに応募してくるロスジェネ世代の作品には怒りが感じられると審査員が言っていたと教えてもらったけどそれを思い出しながら観てた。観終わってから徐々に染み込んでいくものがある感じ。
 帰りの246沿いを歩いていて、『ケンタと〜』観終わった後の気持ちでSyrup16g『手首』を聴いてたら泣きそうになって走り出して叫びたくなった。


 神に祈る気はさらさらないけどお前に叫んで世界が変わるなら叫び続けてやるよ。僕らは怒りと哀しみのゼロ年代とサヨナラするんだ、僕たちはもう行くよ、さよなら。って思ったんだ。

 
 映画について思ったことは明日書こう。


手首 / Syrup16g

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

a complete unknown

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