朝帰ってランニング、二日目。やっぱり走ると脳内麻薬「エンドルフィン」が分泌していきているんだろうか、ランナーズハイ、体は疲れているし、軽めの筋肉痛だけど走っていると気持ちよさがある。
続けると確かに走らないと気持ち悪くなってくるのはこの気持ちよさを求めてしまうようになるからだろうが、冬場の朝走ることはその気持ちよさと寒さの戦いだ。走り始めたらなんとかなるけど、家を出るまでが本当の勝負だ。
昨日は仕事先の人に借りていた辻仁成「サヨナライツカ」を読了。軽めの文体と言うか読みやすく、ページの文字数も少ないので250だからソッコーで終わる。第一部は豊と沓子が三十代の出会いと別れ、第二部は二十五年後の六十代。老いた二人、過去という亡霊を忘れる事ができなかった二十五年前の四ヶ月の出来事。沓子の手紙が時間というものの残酷さや優しさ、大切さが滲み出て、豊を動かす。
少しウルッと来たが、女性の方が泣ける感じはする。沓子が選んだことの重さは、時間が過ぎることは男よりも女の方が残酷かもしれない、たぶん、残酷なことなんだ。二十五年後の病床にいてもう枯れてしまった自分をかつて、愛していた、現在進行形での愛している男性の見せるということに女性は感情移入しやすいのだと思う。そこから涙腺のたがが外れてしまうのだろう。
辻仁成は「自己表現罪 by 宇多丸」なのだが、けっこうなロマンチストなんだろうか、ううん、たぶん。彼の小説は何冊か昔読んだけどまったく内容覚えてないんだよなあ。
フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」もその勢いでようやく手をつけた。去年、仲俣さんにお借りしたハヤカワSF文庫で「ヴァリス」「ユービック」を読んだけど、なんだか好きな物語だった。それで代表作は読んでみようと思って「流れよわが涙、と警官は言った」「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を買った。この二つは装丁もカッコいい。
ほぼ読み終わりかけ。やっぱりディックはいいわ、なんか主人公が。
今日は岡山から友達が来て、北海道からも来る。たまたま同じ日に。まあ、そういう日。
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