古川日出男「4444」10話「どんな太陽がフランスを支配したの?」
http://mag.kawade.co.jp/4444/2009/09/10.html
これは短編(超短編)の羅列でいつか繋がって大きな物語構造になるのか、どうなんだろう。河出書房から出ている「ボディアンドソウル」や「ハル、ハル、ハル」が短編集的な事を考えるとこれはそういう感じなのか。
東京ピストル・プレゼンツ「9月25日(金) / 休刊ナイト-日本の雑誌はどこへ行く?-」
http://www.tokyopistol.com/2009/09/10/article573/
東京ピストル・プレゼンツ「休刊ナイト」。まだ雑誌に大きな影響力があった90年代。圧倒的なパワーを持った2大カルチャー誌といえば「STUDIO VOICE」と「remix」ではなかったか? そんな「STUDIO VOICE」と「remix」が相次いで休刊。これはもう雑誌好きには放っておけない状態! そんな訳で、「STUDIO VOICE」の元編集長・松村正人さんと「remix」の元編集長・野田努さんをお招きして、いまの雑誌について思いのたけをトークして頂きます! 司会は東京ピストルのクサナギとクラスカの牛久保が担当。もう、来るしかない!!
↑これは面白そうな企画。行けるかどうかはわからないけど。編集系の人が大挙するかもなあ。
松尾スズキのブログ「ドブロクの唄」の書籍・「モテても困らない男」
http://rock-net.jp/book/matsuo-orewamotetemo.html
松尾さんのブログは拝見してたが急に終わってしまって、お金出してる会社の問題らしいけどまとめて本になるみたい。ブログを本にするのは、ブログが閉鎖されていたら意味はあるよなあ。松尾さんの小説は読みたいなあ、こっち系のコラムっぽいのはすぐに読まなくても時間経ってもいい感じがどうもしてしまう。
石田衣良「6TEEN-シックスティーン-」
http://www.shinchosha.co.jp/book/459504/
ダイ、ナオト、ジュン、テツロー――あのベストセラー『4TEEN』の少年たちが帰ってくる! ぎこちない恋、初めての裏切り、仲間の死、少しだけリアルに感じられ始めた未来の自分……。16歳にしか訪れない一瞬の輝きを鮮やかに切り取る、永遠の青春小説、ってことで続編出るんですね。「4TEEN」で石田衣良さんは直木賞受賞したわけだけどどうだろうなあ。「4TEEN」読んでもそんなにこなかった僕に「6TEEN」は響くのかどうか。とりあえず読むと思うけど。
大塚英志「アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題」
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200904000098
アトムはなぜ、大人になれなかったのか?漫画的記号で描かれた登場人物たちは、いつ傷つく身体を手にしたのか?サブカルチャーの起源を戦時下に求めた刺激的な論考。という大塚さんの本。表紙は西島大介さん。「ヤングエース」で西島大介さんが「アトムちゃん」というユルめなアトム漫画書いたのはやはりこの本の事を考えると大塚英志氏が裏でなにやらしていたと思わずにいられない。
最初のアトムは最後にアメリカから体を与えられて人間になったみたいな、戦後の日本が一人前と認められる過程をアトムで描いたみたいなことを今までの著者で書いていた、それのまとめというか戦後まんがの主題として書き表したんだろうな。でも、体を与えられたアトムはなかったことにしてアトムの物語は続けられたんだったかな。
大塚咲 『ウチの嫁さんはAV女優です。』っていうAVを見たんだが、旦那が出てて、男優との3Pを旦那が見るとか、その時大塚は目隠しをされていて見えてない。とか最後は旦那とのセックスで終わるという。
本当にドキュメンタリーなのか装ったフェイクドキュメンタリーなのか最初はわからなかった。でも、これだとAVなのかドキュメンタリーなのかどっちつかずな感じ。ドキュメンタリーでもセックスシーン入れるのはあり何だろうけど、なんだかやりたいことをうまくできない感じ。
でも、本来AV自体はドキュメンタリーの要素が高くて、女優にしろ男優にしろいろんなものをむきだしにしているのを撮っている。ただ、人間はカメラに撮られるという行為の前だとまったくの素にはなれない。
撮られているというフィルターがかかってしまう、どんなに信頼関係があろうが撮る撮られる行為は日常の延長線だけど日常ではない。
「A studio」のゲストはダウンタウンの松本人志さん。司会の笑福亭鶴瓶さんは本当にお笑いが好きで、松本人志という人間を認めているんだかって感じがした。松本さんも鶴瓶さんの前ではわりと素のような感じもする。
先輩としてやっぱり認めている人に褒められると嬉しいだろう。しかし、アシスタントの女性はいるのかという感じが。鶴瓶さんのアシスタントだったらもっと出るか、うまくアシストするしかないだろうけど、たぶん普通に腕がある芸人でも難しいだけにただのお飾り状態。
これで腕が付くのかはわからないけど、今の感じだといらないよなって思ってしまう。
鶴瓶さんはビジュアルバム「約束」を絶賛してた。最後の「ミックス」を特に。「これは買った方がええで」と。映画「しんぼる」も人が一人の時にいう独り言を面白く撮ってるって、来週中には観に行く予定。
松本人志シンドロームが長い事続き過ぎた結果として、それを多感な思春期に見てしまった世代(とくにロスジェネ世代ってもろだと思う)はその呪縛から逃れられない気がする。
若手のお笑いが本当につまらないのか、僕らの感性が松本シンドロームによってバイアスをかけられているのか僕には冷静に判断ができない。
そういう意味では松本シンドロームにまったく影響を受けていない世代やダウンタウンのコントを見れなかった、まあお笑いを目指したら最終的にはDVDで見る事にはなるだろうけどもという人たちが出てきて新しい笑いを展開して新しい図式を作らない限り松本神話は続くだろうし、そういう若手が出てきて変わるのも楽しみではある。
鶴瓶さんは放送作家の高須さんとのラジオ「放送室」(現在休止中)に関して「やっといたほうがええ」と、あの笑いが本当に楽しい松本の笑いだと。これで本当にまた再開するかもなあ。ラジオってメディアのよさは人と人の最たるコミュニケーションである会話という、あとは付け足さないシンプルさ。
森達也さんが言ってたのはテレビは付け足しのメディアで、音もテロップもいろんなものを付け足す事で成り立ってて、ラジオは音声だけのシンプルなもので音だけ聴くとラジオはビックリするぐらいに静かだけどテレビはうるさいって。
明日の9月13日は「文化系トークラジオ Life」は「午後のLife」ということでウェブ中継。後日Podcast配信されるけど。
http://www.tbsradio.jp/life/2009/09/913.html
本放送ではないのでネットで聴くことになるけど内容は、16時頃〜次回「居場所(NHK「青春リアル」コラボ企画)」予告編、17時頃〜「『ニッポンの思想』をめぐって」と濃いめな感じ。
正規のラジオ放送ではないので、開始時刻等は若干ずれる可能性があります。ウェブ中継のURLは当日、Windows Liveの
「文化系トークラジオ Life リスナーグループ」および
「文化系トークラジオ Life リスナーグループ2」のトピックスで発表します。
Windows Liveに未登録の方はまず↓から登録して
http://clk.atdmt.com/GBL/go/152853697/direct/01/
まあ「Life」のサイトから入ってWindows Liveの無料登録したら聴けます。
佐々木さんの「ニッポンの思想」はどうなるんだろう、読みましたけどね新書自体は。基礎教養がないので難しかったけど。
佐々木さんのブログ読んだら「ZAZEN BOYSマツリセッション スペシャルゲスト立川志らく」も観に行ってた。前にも凛として時雨の赤坂BLIZライブに行ったら、後日お会いしたらそこにもいたって言うし、ブログで読んだ本とか僕が読んだやつはたいてい読まれてる。趣味似てるか、たまたまか。
さっきテレビ点けたら吉本新喜劇のスペシャルしてて、パチパチパンチの島木さんが水晶球を上に投げて頭に落として流血するというある意味で伝説の新喜劇を流してた。
普通に流血してた頭から、あれは生で見たらひきながらも笑うだろうな。
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