雨降り、暇でフロアは傘からの雫。ゴールデンウィークの最終日、おかげでのんびりとバイト。
携帯を忘れた。いつもポケットに入れているのでないとなんだか不安な気持ち、依存症に近い感じかな、なかったらなかったでなんとかなるけど手持ち無沙汰だ。深夜の暇すぎる時にヤフーニュースを見る癖がついていて。
雨降りのツタヤでのんびりと本屋を散策。以前からやけに目についていた安部公房「水中都市・デンドロカカリヤ」が呼びかけているような気がしてならないので手に取って目次を見ると短編だったので読もうと思った。先月終わりに村上春樹作品の長編を読み続けていたせいかどうも小説を読む気がしなくなっていて買った作品も手をどうもつけられないので、短編に飢えていた。短編が上手い作家が好きだ、長編も好きだけど。短編は読みやすいというだけではなくて作家の個性が如実に表れるから。
で、なんでかわからないが雨の日は本を買いたくなってしまう性分らしく、「水中都市・デンドロカカリヤ」の文庫と「宇宙兄弟」を出てるだけ大人買いしてしまった。マイフェイバリット漫画が同じく宇宙を舞台にした「プラネテス」なので「宇宙兄弟」もいけるだろう、たぶん。
本当は買った本ではなくて目的として買いたかったのはスティーブン・キング「スタンド・バイ・ミー」だったのだが、あった本を手に取ると端が折れていたので止めといたら、他のを買ってしまった。端が折れた本は買えないンだよ〜、性格として。
最近ファミコンのソフトの「がんばれゴエモン2」を買った事もあり、昔のコナミのカセットで懐かしいのやりたいなって思ってアマゾンやウィキペディアで探していた。スーパーポテトというお店でも見かけたんだけど「火の鳥 我王の冒険」「グーニーズ」「グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦」をやりたいなって思っている。
僕にとって映画と言えば「グーニーズ」と「僕らの七日間戦争」だったことを思い出した。
我が家は僕が中二の時に成績が十番以内に入ったらということでビデオデッキを買ってもらったのと親に映画を連れて行ってもらったことがなかったので映画と言えばテレビでしていた作品のみが僕にとっての映画だった。その中でも兄と遅くまで起きて放送の度に見ていたのは「グーニーズ」と「僕らの七日間戦争」だった。
僕が一番好きな映画というか見ていて楽しい思い出のある幼少期の作品は「グーニーズ」だった。ということがゲームの「MOTHER」シリーズに惹かれていった要因だろう。映画の「スタンド・バイ・ミー」はあんまり思い出はないけど。
MOTHER (ウィキペディアより)
初代『MOTHER』はアメリカ音楽・映画へのオマージュであると形容できる。平凡な街に住む少年であった主人公が、異星人の来襲に対し世界を守るというのが基本的なストーリー。世界の各地に散らばる友達と出会い、力をあわせ、高度な科学力で地球を侵略しようとする異星人・ギーグとその手下達と戦っていく。そのため世界中に散らばった歌(エイト・メロディーズ)を集めることがゲーム上の重要な要素となっている。
糸井自身がインタビューなどでアピールしていたが、アメリカ文化に大きな影響を受け、また『スタンド・バイ・ミー』や『グーニーズ』などアメリカ映画へのオマージュが見られる。アメリカ的な町並、鉄道などが登場。総じてジュブナイル、児童文学的な雰囲気を持つ。主人公の両親に対する呼称も「ママ」「パパ」である。
『MOTHER』の主人公の喘息持ちという設定は『グーニーズ』へのオマージュ。「テレポートの際は一定の距離を高スピードで移動する必要がある」のは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を思わせる。マザーズデイではヒッピーなお兄さんが登場する。音楽面でもアメリカ文化やビートルズ影響を受けており、実際ゲーム中のミュージックもそれらの雰囲気に合わせている。
ともろに繋がっていた。「スタンド・バイ・ミー」を読み返そうと思ったのは、「グーニーズ」「MOTHER」「スタンド・バイ・ミー」の世界観を自分でなんかリミックスした作品を書きたいなと雨降りの中でのんびりとレジ中に考えたからだった。日本が舞台だとなんか難しそうだし。
「MOTHER」の世界観で海賊船(「グーニーズ」の要素)を探しに行ったら海賊船が実は大昔に沈んだUFO的なジュブナイルはアメリカが舞台じゃないときつそうだ。日本だとどうなんだろう、瀬戸内海が実家に近いから塩飽水軍が残したお宝を探しにいく少年たちとか考えられなくはないけど。
昔「グーニーズ2」のゲームがあったので映画も「2」が存在すると思ってた人がいたりしたが、実際の所「2」はない。
グーニーズ2 (映画) :今でも根強い人気を誇る作品のため、続編製作の噂が絶えない。近年では2007年、「かつて主役を演じたショーン・アスティンやコリー・フェルドマンの子供が、彼ら自身の冒険に旅立つ」という続編の製作についての構想を明らかにしていた。しかし2008年10月、またしても計画は白紙化。今度はブロードウェイでの劇化を考えているという。
↑とのこと。確かに前作の主人公達の子供が次世代の主人公として冒険に出るのは確かに続編としてもありだし、プロットも作りやすいと思う。でも映画で観たいけど。
あと「MOTHER」シリーズは一応「3」で終了ということになっているので勝手に「4」的な小説とか書いてみたいとか思った。雨の日はそういう想像をするんだが、実際に書けるかと言われれば難しい、書けたら糸井さんに送りつけたいと妄想したのも雨のせい。
写真はどせいさんストラップ。
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