Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「日の名残り」

 深夜の本屋を物色。読み終わってない本は何冊かあるがどうも読む気がしないので読みたいものを探す。読んでなかった「小市民シリーズ」の米澤穂信秋期限定栗きんとん事件」上下を、あとはカズオ・イシグロ日の名残り」にした。


 カズオ・イシグロは前から読もうと思ってて、「古川日出男さんの本棚」ってABC六本木店でのイベントにカズオ・イシグロの名前があって気になっていた。古川さんの本棚にあった作品は「わたしたちが孤児だったころ」なんだが、「日の名残り」はブッカー賞受賞作らしいので読んで損はないだろうし。
 

 米澤穂信作品はとりあえず「さよなら妖精」から読んだけど、彼の作風は青春ミステリーと呼ばれている。コナンや金田一と違って殺人事件の解決はしない、そもそも人は死なない、日常の謎を解く小説なので。古典部シリーズが僕は好きです。


 Dragon Ashのツアーで我が地元岡山でなんとレアな隠しトラック「花言葉」をしたらしい、羨ましい〜。
 「花言葉」は「LILY OF DA VALLEY」の最後のトラック「Episode 2 Feat. SHUN, SHIGEO (Album ver.)」の空白十分ぐらいで始まる曲、このアルバム以外では聴けない。前作「Viva La Revolution」では最後の「Outro」で空白の後に隠しトラック「Hotcake」が。


 「花言葉」をやったのは本当に嫁のMEGUMIが岡山出身だとしか考えられない。違ってもそう思う。このツアーでこの後もしやらなかったら、僕の中ではそういう解釈になる。とりあえずツアー最終日のAXが楽しみだ。「花言葉」も聴きたいけどやっぱり「百合の咲く場所で」がどうしても生で聴いて飛びたい。「百合の咲く場所で」でダイブしたのがGG07だっけな、横アリ。今年のGGに出る日を(予定)とある人から聞かされたが色んな意味でギリギリセーフだったのなんとしてでも行く。


 休憩中にSPのおっさんに話しかけられて「どこかでお会いしたことありませんか?」と言われまったく記憶になかったのでないですと言ったら、「以前はどこの店舗でしたか?」とさらに聞かれて、ずっとここですよと言うとなんかおかしいな、会った事ある気がするんですけどと言われ、そこでようやく感づいた。


 僕のネームプレートを見て話かけてきた=レアな方の名字なので中々インパクトが強い=「ぐああ!」


 もしかして名古屋ですか?


 「静岡ですけど」という返事でそれが兄だとわかり、色んな痛さが。「ああ、それは兄ですね」「そうですか、前よりも太られた感じが」。ええ兄よりは確実に太ってますから。兄は名古屋の方で社員なのだが、僕がバイトをしている系列店の。残念な兄弟。


 「お兄さんと似てますね」


 という言葉を生まれて初めて言われました。太ったらなんとなく似てるだけで、似てないと思うんだよなあ、兄はなんとなく野球の松坂みたいな顔の感じだし。松坂なんか野球してなかったら残念な顔だし、野球してるからカッコいいのであって。彼は色黒で僕は色白だ。
 去年の葬式の時に8年振りに会ったような間柄です。兄弟なのだが共通項があんまりないままに育ったので身近な感じがしない。


 いやあ、世間が狭いと言いますか、知らない間に兄が自分と同じ系列店で働いていたということが不幸です。



 「Life」聴いててでていた東浩紀さんが出るというブログは→(http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090421)ですね。僕はポナイトで初めてお会いしてトークを生で聞いたんだけど東さんが出て誰がどうなるんだろう、「ポナイト」の時みたいに暴れるのかなと今から今月末の「Life」期待です。しかし何をテーマにするのかな。社会的なテーマになりそう。


さよなら2008年@エクス・ポナイトvol.3
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081231


 僕の家にある東さんの名前が載っている雑誌と本でいうと「新現実」vol.1が最初かな、その後「動物化するポストモダン」を読んでまったくわかんなかった、あの頃は無理だ、そっちの強要ゼロだったし。今読むと少しはわかると思う、その次の「ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 」も家にあるんだがきちんと読んでないなあ、内容を。


 「新現実」vol.1は新海誠の新作コミックが載っていてそれが後に「雲のむこう、約束の場所」の基になっている、宇宙まで伸びる長い塔が出てくる。あと西島大介さんのコミックもあるし。でなんでか角川から太田出版に移籍して、vol.5で大塚英志×東浩紀対談があってそれが「リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか」として新書で出た。


 「新現実」は去年の二月に出てからまったく新しい号が出ないんだけど大塚さんが飽きたのか忙しいのか。小説の投稿は締め切り過ぎてるけど、新号出てないから送っても問題ないのか、でもまた出版社が変わりそうな気がする。


 こっちに帰ってきてからすぐに顔面神経痛がやってきて、ここ二日軽く頭痛だ。あと全然関係ないけど深夜アニメ「東のエデン」は面白い。

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

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新現実 Vol.1 (カドカワムック (156))

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新現実vol.5

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