Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

ダンスフロアからアンセムを

likeaswimmingangel2009-01-24

 世間は給料日でバイトに人がいないので三時間ばかりチラっと出てから恵比寿リキッドルームに行った。音楽雑誌「MUSICA」presents サカナクション「シンシロ」&Getting Better「ROCK THE MIX」リリース記念「新年会 de ROCK!」が0時から開催されたので行ってみた。三十分前に行ったけどすでにかなりの人がいた。


 IDチェックしてから二階に上がると「MUSICA」編集長の鹿野さんがDJをしていた。ビールを飲みながら揺れて聞いていた。すぐに片平さんに変わって聴きながら一緒にいった彼女と話をしていた。
 友人が紅白オタクで有名な放送作家の寺坂さん(やりすぎコージーにも出てました、イマヒガチルドレンとして、あとはデパートオタクとして)の家で過去の紅白を見ていたらH Jungle With tが出てる紅白の時に浜田さんの隣に小沢健二がいたと言ってたみたいなことを言ったら小沢健二の曲がかかった。
 でトイレに行く前にくるりの「ワールズエンド・スーパーノヴァ」かかるんじゃないかなって言ってから用を済まして出たらかかってた。サカナクションの曲がかかってものすごいノリになってた、さすがダンスチューン、そしてファンのノリがよかった。フロアが揺れてる感じで鹿野さんがめっちゃ笑顔だった。あの光景は主催した人から見たら最高に嬉しい光景だろうなって思った。


 サカナクションのメンバーも全員いて、ボーカルの山口さんがDJブースに入ってからニューアルバム「シンシロ」を全曲かけ始めた。「セントレイ」「ネイティブダンサー」の流れは聴いたことなかった人とかにはグッとくるし心を捉えるナンバーだと思う。
 「セントレイ」を初めて聴いた時にこれは新しいアンセムソングだと思った。奥田民生「イージューライダー」やくるり「ロックンロール」みたいな高揚感と進んでいこうとする意志が伝わってくる。
 ヘッドフォンで聴いていると空を見上げたり、早足になるような、ちょっといいことありそうな感じがしてくる曲を僕は僕にとってのアンセムだと思っている。


サカナクション「セントレイ」


 その後、鹿野さんと山口さんのトークがあって聞いていた。彼女の体調があんまりよくなかったので山口さんのDJ始まって少しして途中だったけどタクッて帰った。普段タクシーに乗ることないから、夜の車から見える街なみや道路は新鮮だった。代官山から中目黒の目黒川沿いに降りる坂道で自分がどこにいるかようやく把握できた。
 タクシーの運転席には透明な板があって、報道された事件みたいなことを防ぐような感じにされていた。いつもは渋谷からだったら平気で歩いて帰るけど車で見える景色ってのもたまにはいいなと思う。まあペーパードライバーなので車があろうが乗らないけど。


 前のKjが表紙で特集だった「MUSICA」のインタビューはかなり好きで、まあDragon Ashファンな僕はあのインタビューでかなり感動した。いやあ、三月の赤坂BLITZの2Daysが楽しみで仕方ない、早くアルバムも聴きたい。またアルバム出るから特集あるのかなと楽しみ。


 来週土曜日公開の園子温監督「愛のむきだし」の初日舞台挨拶のチケがプレリザーブで取れた。東京フィルメックスで作品も監督出演者の挨拶も観たけども、この作品を公開当日に観れるということが嬉しい。
 237分という時間を映画館という閉じられた空間で集中して怒濤の展開の物語を感じられるってことは幸せだ。またどうせ号泣するだろうけど。ほんとにいろんな人に観て欲しいと思う。物語の力強さが他を圧倒的に寄せつけないまでに魅力的。


愛のむきだし」サイト
http://www.ai-muki.com/


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MUSICA (ムジカ) 2009年 02月号 [雑誌]

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