雨宿り猫、目がフラッシュに反射 - Spiral Fiction Note’s diary

　雨降りで部屋の中の温度が異様に低くなっている。外から赤子の様な泣き声が聞こえるのだがどうやら猫の鳴き声らしい。紛らわしい。しかも一匹だけではなくて同時多発的に何匹が鳴いてる。えっ？もう繁殖期だっけ？すごく鳴いてるんだけど、雨の日だからって猫は鳴かないだろうし。

　部屋の横の洗濯物を干す部分にある手すりみたいな部分に猫が、母猫（名は強欲）がのんびりと雨宿りしてて子猫ズも下にいてニャーニャーと鳴いている、寒いのか餌が欲しいのかよくわからない。

　魚肉ソーセージで釣ってみたが、子猫ズの茶白は警戒心を露にして近寄らない、こないだ拉致ろうとしたけど逃げて隣との境の塀の穴をくぐって逃げようとしたのを強引に引っ張って捕まえたのがトラウマらしい、真黒は近づいてくるのだが。

　で、見たら強欲家族以外の大きな猫も一緒にいて、でも父猫ではなくて以前大家さんの家に一家で住んでた猫家族の子供が大きくなったやつだった。しかもそいつがやけに変な鳴き声で鳴く、繁殖期か？雨乞いの儀式ならもう雨は降っているのに。

　僕にとっては↑のニャつらが十分に未知なるものですが。中高時代は野島伸司・大塚英志作品に影響されて、二十代の半ばから園子温作品と古川日出男作品に衝撃を受けた。価値観がある程度出来てから食らった衝撃はやっぱり人生観に大きな影響を与える。